源義経2

 能『ふな弁慶べんけい』。西へ向かうみなもとの義経よしつねと弁慶が大物だいもつのうらから出港すると、海が荒れ、波間から平家の亡霊が現れました。

柄杓ひしゃくを貸せ」

 それは海坊主です。拒否する弁慶。

「俺のほうが坊主だから、むしろこっちに柄杓を貸せ」

「坊主かどうかで張り合うな!」

 義経に後ろから叩かれました。

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