1661~1670 芥川っぽい

芋粥

 とある侍が、ぽろりと願望を口にした。

「飽きるほど芋粥いもがゆを食いたい」

「なら、飽きるほど食べさせてあげよう」

 それを聞いた者が、ポケットから何かを取り出す。

「バイバイン! 一滴かけると、5分ごとに数が倍になるよ」

 芋粥は個数で増えられないが、どのように倍になるのか。

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