平治の乱1

 平安時代末期の1159(平治へいじ元)年、平清盛たいらのきよもりら平家一門が熊野もうでで京都を離れている隙に、反乱軍が後白河上皇の御所を囲みました。所謂いわゆる『平治の乱』です。慌てて家来が上皇に報告しました。

「敵が、寛永通宝を投げてきます!」

「平次の乱か!? それは時代と漢字が違うぞ!」

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