神武東征

 九州から東征を開始し、戦で負傷した兄が、弟(後の神武じんむ天皇)に言った。

「我々は日の神の子、太陽に向かって攻めてはいけなかった」

「そうか、日が西に沈む夕方から夜にかけて、闇に紛れて東へ奇襲ですね!」

「……言いたかったことと違うが、それで良いような気がしてきた」

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