滅びの呪文2
超古代文明の遺産が悪人の手に落ちぬよう、少年と少女は滅びの呪文を唱えた。
「バルブ!」
それは配管部品だ。
「バルタン!」
それは星人。
「バルカン!」
それはミスター・スポック。
「バラス!」
何を。
「先週、奥さんに内緒で競艇に……」
ちょっと待て、ウチの家庭を滅ぼすな。
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