猫の手3

 書類の提出〆切が迫って、死ぬほど忙しい。現実逃避でネット通販した本まで届いてしまった。

「あー、猫の手も借りたい!」

 と叫んだら、

「呼んだかニャ?」

 と猫が現れた。

「手伝って!」

 と頼むと、猫は頷く。

「じゃ、代わりにこの本読んどいてあげるニャ」

 違う、そうじゃない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る