一炊の夢

 立身出世を目指し都に出てきた青年。頼んだ食事が出てくるまでの間に、都で知り合った男から枕を借りて眠ると、栄華を極めた50年の人生の夢を見た。

 目覚めると、頼んだ食事の飯もまだ炊けていない。しかし、その隙に枕の持ち主は食い逃げしており、青年が代金を請求された。

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