191~200 短歌っぽい

白妙の衣ほすてふ

 真っ青な空の下、近くの山の辺りにたくさんの白い布が干されて、はたはた風にひるがえっている。ああ、まるで百人一首の世界だな、春が過ぎて夏が来たんだなぁ。

 としみじみ眺めていたら、布が一斉に飛び立った。一反木綿いったんもめんの全国集会だった。

 それはそれで大事件だが、俺の感慨を返せ。

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