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鬼
山の中に、一人の赤鬼が住んでいた。人間と仲良くなりたくて、家の前に「心の優しい鬼の家です」と看板を立てたが、人間は彼を怖がり遊びにきてくれない。
どうしたらよいか誰かに悩みを相談しようと思ったが、そもそも彼には、鬼の友達ですら一人もいなかった。赤鬼は泣いた。
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