このはしわたるべからず

「このはしわたるべからず」

 少年僧が買い物に行こうとすると、店へと渡る橋の前に立て札が立っていました。

「この橋、渡ってはいけないそうですよ」

 少年は橋の前に立ちはだかり、来る者来る者全て追い返しました。店は客が来なくて閑古鳥が鳴き、店主は立て札を撤去しました。

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