青春の端にいる僕 & 落っこちそうな私

作者 ユーリ・トヨタ

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★★★ Excellent!!!

結論から言って、素晴らしく良いものでした。
お互い、先行きが暗かった者同士の偶然の出会いから、旅路と心を重ねることで、どんどん明るくなっていくささやかな過程。
終始イチャイチャしてるように見えますが、こうやって心と未来に光を作り出して言ったのかと思うと、読み終わってからの感慨もひとしおです。
2人の未来に幸あれ。

★★★ Excellent!!!

これは恋の物語であり、同時に魂の救済と成長の物語。
未来を失くしてしまった千鶴さんと、未来に希望を持てないでいた大海君。二人が偶然にも出会い、ともに旅をしていく中で、傷ついた魂とそれを癒しともに成長していく様が、あまりに楽しく美しく描かれます。
読みやすい文章、コメディーに満ちたセリフのやり取りと、時折流れる艶っぽいシーン。さらに観光名所をめぐり、土地の美味しいものを食べながら、生きていく楽しさを取り戻していく。
それは無鉄砲なロードムービーのようでありながら、若い二人はしっかりと成長していきます。
それが二人にとっての青春であり、旅の終わりに迎えるのは青春の終わり。ちょっと意味不明でしょうが、読めばそんな風に感じるのではないでしょうか?
とにもかくにも是非読んでいただきたい作品であることは間違いありません。

★★★ Excellent!!!

主人公の大海くんは学生生活最後の夏休みに福井県に一人旅をしていました。
観光名所で有名な東尋坊。
そして、もう一つの顔を持つ東尋坊。
そこである理由で傷心の女性(千鶴さん)と出会い、物語が始まります。

この大海くんと千鶴さん、キャラクターがとても魅力的です。
千鶴さんの登場シーンでは、とても印象的でインパクトを受けました。
大海くんは、至って普通。どこにでもいるような大学生……と感じるのですが、彼視点で進む物語には、彼なりの考えがしっかりと埋め込まれており、「青春」と「大人」の境が垣間見えます。
タイトルの「青春の端」とは、本編では別の意味で使われていますが、私はこの「青春」を通して、何かを経験し、そして成長し、「大人」になっていく、その「端」なのだなと、感じました。

そんなふたりの旅物語。
楽しいだけじゃありません。
そう、それこそ旅のように、山もあれば谷もある。
旅を通して得たものとは……。

恋愛あり、グルメあり、そして青春ありの物語。

おすすめの作品です♪

★★★ Excellent!!!

22歳の男子大学生が旅先で傷心の25歳の女性と出会います。
二人はその後、一緒に旅を続ける中で心を通わせるのですが……。

「今日であったひと」と、数日後、こんな「幸せな展開」になるなんて! これぞ『恋愛物語』です!

また、この作品は紀行としても素晴らしく、「……長期休暇が取れたら行ってみたいなぁ」と、拝読中何度も思いました。

私は完結してから作品を拝読しましたが、一気読み必至です。
いや、止まらないんですよ、まじで。むしろ、完結してから読めたことが幸せだったかもしれません。連載中だったら、毎日やきもきしていたかも(笑)

★★★ Excellent!!!

落っこちそうな人を現場の端の方から助けるには、余程の奇跡が必要である。そしてもう一つ。奇跡を起こすには、助けようとする者の深い懐と大いなる器、あとは後先考えずにのめり込める愛情。

どこにも無理がなく、奇跡に必要なそれらの要素を上手く盛り込んで、自然にページをめくらせる筆使いに感動しました。
不思議なカップルがイチャイチャする描写は、書く者としても参考になるところが多かったです☆

その後の二人の行く末……というのも期待してみたくなりますね。

★★★ Excellent!!!

社会に出てそれなりの経験を積み、大人になってしまった人にはたまらない、不思議なノスタルジーを感じる作品です。

作中、一貫して描かれるのは二人のアンバランスな関係ですが、互いに徐々に惹かれ合っていく過程の中でバランスを取ろうとしていきます。

しかし、そこにあるのは社会に出た者と出ていない者の落差。この落差を軸に、細かい設定がスパイスとなって読み手を物語に引き込んでいきます。

長編でありながらも、ほぼ二人のみのやり取りで進むストーリーは、単純に見えて奥が深いものがあります。

肉体関係を持ったから当然の成り行きで恋人関係になるといったものではなく、最初に関係を持ってしまったが故に、時には関係を精算しようとしたり、時には深くのめり込もうとしたりと、一味違った純愛ストーリーを楽しむこともできます。

最後には、大きな感情の波に襲われますが、それはまるで『青春』の終わりを告げる最後の輝きのように感じました。

読む世代によって受け取り方も変わってくるかもしれない素敵な作品、皆さまも是非一読されてみてはいかがでしょうか?

若い人はもちろんですが、特に30代以上の方にはかなりオススメです!

★★★ Excellent!!!

ミステリ漫画を彷彿とさせる二人の出会いは、読みたい気持ちを加速させ、彼と彼女の秘めたちょっとした謎が解き明かされるにつれ、そのモノローグに納得させられてしまう。大人が読めるとても面白い純愛作品でした。

主人公は当初、目に見える目的も無く生きているのですが、彼女との出会いで転換期を迎えます。純粋だけどちょっぴりスケベな二人ですが、書かれる情景は微笑ましく純粋に暖かいものでした。

作品傾向としては作者様の初期作である古川君シリーズに近く、現代に生きる男女の、ちょっとした心の悩みを面白おかしく、また誠実に書いた物。読後、読み手も暖かい気持ちになれます。

ぜひ皆さんも読んでみて下さい。








【裏の裏のレビュー】

……を書こうと思ったのですが、公序良俗に反する表現だけになってしまうので、大人しくしておきます(^^♪

★★★ Excellent!!!

22歳の平凡な男子大学生と、25歳のワケあり社会人女性。
青春時代の終盤に差しかかった男女が旅先で出会い、成り行きで体を重ねたところから始まる物語です。

恋愛感情を抱く前に体を重ねた二人ですが、そこから始まる恋は旅の行程を踏むにつれて互いへの信頼と愛情を深めていきます。

恋愛の過程の順番は一般的なそれとは違うかもしれません。
けれども、何気ない二人の会話や、穏やかに旅を楽しむ様子、そして複雑な過去を抱えた千鶴の心の揺れを大海が支え立ち直らせていく様子は、二人が育んでいく愛がこの上なくピュアであることを優しく穏やかに読み手の心に訴えかけてきます。

この二人に波乱万丈な恋は似合いません。
順番は違ってもいい、ゆっくり、じっくりと愛を育んでいってほしい。
そう願い見守らずにはいられない二人の旅に、皆さんも寄り添ってみてはいかがでしょうか(*^_^*)

★★★ Excellent!!!

純粋な恋愛小説を読みたい方は是非読んで下さい。

あらすじは簡単に言わせて頂きますと……大学生が一人旅でばったり会った女と意気投合し恋愛し、それ以上の関係になる話です。こう書くと何でもない物語に思いますが、それは大間違いで日常の何気ない出来事から想像もつかない未来がやって来るのです。

物語の冒頭から惹き込まれます。自殺の名所と名高い場所にいる女性が主人公の大学生を静かに翻弄します。もう、この部分だけで魅力的だと思いますが、行きずりになった彼女と主人公の間を深い心理描写が素晴らしく、そして生々しく描かれており読み手は二人の心境に感情移入するはずです。

正直、どこまで書けばネタバレなのか分からない日常的なやり取り。更に言えば、どこまで読み進めても普通な男女の会話。しかし、その中に物語の行方が気になる読者の心を鷲掴みにする文章力に驚かされるでしょう。

驚くべき部分は作品の外側にも存在します。
応援コメントの返信です。作者本人様が平気にネタバレを連発しますし、次の回に起きる事まで暴露する姿は物語の構成自体が魅力的であり、些細な小技は自分から暴露していくスタイル。この作品の全体が完成された黄金比である事の証明とでも言えましょう。

先がわかっていても面白い。
それは本当に面白い物語にしか出来ないのでしょう。




最後に作者様へ
エロ小説って言っておいて、感動させ涙させるのは詐欺です。
そう詐欺探偵の陰謀がここにも忍び寄っていますよ!!

★★★ Excellent!!!

主に異世界系を読んでる自分ですが、たまたまこちらを見つけ読ませてもらった所とても面白かったです。
物語としてはとある場所で出会った二人が色んな所を旅しながら、お互いの胸のうちや過去にあった事を語っていき、次第に心が惹かれていくという感じになります。
主人公は心優しく気が利き、多少の我侭も受け入れるというかなり素晴らしい性格です。ですがおそらく女性からは「良い人」で終わるタイプなんじゃないかなって推察します。これまでも彼女が居なかったみたいですしね
女性の方は真面目に生きてきた反動なんかで、適度に力を抜く、あるいは力の抜き方が分からなかった不器用ちゃんです。自分の体に魅力がないと思ってたり色々コンプレックス持ってたり、そしておそらく接し方が分からない為我侭に振る舞ってたりと正直めんどくさいタイプではあるんですが作者さんの力によって、それでも自分は彼女にも魅力を感じました。
その二人が一日一日確実に距離を縮めていく姿は思わずほっこりしてしまいました。まだ、話は途中なのでこれから先どういう風に展開していくかわかりませんが願わくば二人には幸せになって欲しいもんです。
長々と拙い文章ですみません。ここまで読んでくれた人ありがとうです。感想は書くこともあるけどレビューは書いたことないのでこれでいいのかもわからないというw
ともあれ、作者様にはこれからも無理ないペースで頑張って欲しい所ですが。良い物語をありがとう、これからも期待し読んで行きたいと思います。
また、異世界系に飽きてきた皆さんこういう恋愛物語で箸休めはいかがでしょうか?

★★★ Excellent!!!

イマドキの平凡な大学生が旅先でひとりの女性と出会うところから始まる物語。彼女には複雑な過去があって・・・・・・と、ここまではよくあるお話ですが、読み終わったときに運命の不思議さに思いを馳せずにいられない結末が待っています。

映画のジャンルにロードムービーがありますが、この作品は文字で追う青春ロードムービーといった趣。旅先で出会う人々、たまたま入った店の美味しい料理、ちょっと期待外れだった観光名所・・・・・・等、こうした「旅の醍醐味」をその場に居あわせたように体感できるのも大きな魅力です。

そして驚くべきは、12万文字以上のこの小説、終盤を除くほぼ全編が主要登場人物2人のやりとりとモノローグのみで構成されているのに、全く飽きさせず、彼らの心境に感情移入させてしまう作者様の凄まじい筆力でしょうか。

まずは冒頭を読んでみて下さい。2人の旅と恋の行方に目が離せなくなることをお約束します。