第485話 孤立無援を覚悟
今日はNPOの教室で2か月~3か月毎に開かれている労働問題の教室です。
これは私の不当解雇裁判が終わった時に知り合いの弁護士と始めたのかきっかけです。
その時思わず若い人(35歳~60歳)の方の参加が多くもう3年も続いています。
今ではその弁護士に10人ほどが依頼してNPOにも協賛金を頂いています。
この日には編集長も記事取りにカメラを持って参加しています。
「裁判になる前に日頃からの記録が大きく役に立つとの話でしたが?」
32人いる参加者の45歳のサラリーマンの方が質問します。
「私の場合は前の会社からの癖でパソコンに仕事のスケジュールを書き込んでいたのです」
「一般的にはタイムカードの記録が未払い残業請求に必要です」
弁護士が補足説明をします。
「不当解雇のような裁判になると圧倒的に会社側が情報や社員の証拠発言を持っていてこちらは不利になります」
「私の会社でも私自身会社から辞めた社員に不利な捏造に近い証言をさせられているので心配です」
「どうしても上司や同僚はそうなりますね。明らかに悪意のある証言をされました」
「どうして対抗できるのですか?」
「それがスケジュールの記録です」
「でも自分で書いたものが裁判所が採用してくれますか?」
「ネットの記録は記録した時間がパソコン上に残るのです」
「これは重要な証拠になりますね」
弁護士が補足しますが、実は案外弁護士自身ここは弱いですが。
「会社側は仕事の能力などを持ち出す場合もこのスケジュールは有効でしたよ。辛いことですが労働裁判では孤立無援を覚悟することです」
こうして話しているとあの辛い時間が思い出されます。
「役に立ちます」
質問した人の声を聞くとよかったなあと思います。
透析人間ベム!不当解雇をぶっ飛ばせ! @ybt04
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます