第456話始めの一歩
透析を終え歩いてNPOに向かいます。
NPOの会議室で遂に理事長選挙を3時から行います。
私が着いた2時半にはすでに10人ほどが集まってお茶を飲んでいます。
「どんな感じです?」
「全く先行きが読めません」
お茶の準備をしている編集長が心配そうに返事をします。
この選挙に負ければ彼女達は出て行く運命です。
3時に席に着くと相手側の立候補が30分話を続けその後は今の理事長が話をしました。
現在には8割の理事が出席しています。
質疑応答の時間が始まりやはり相手から今はNPOではなくなっているとの意見が出ました。
これに対して私の用意していた回答を理事長が話しました。
「もしフリーペーパーなどの事業を止めてどうしてNPOを運営しますか?」
私は一理事として質問します。
理事長候補は何時もの
「助成金の申請をします」
「すでに申請をしましたがもう枠がないとの返事です」
私は内々に助成金の申請を上げていたのです。
「フリーペーパーや半農半xを止めたらその時から毎月赤字になり社員を半分以下に抑えることになります」
これを聞くと黙ったままです。
その後投票が始まりました。
30分で6対4で現理事長が選ばれました。
続けて私が退任理事5名が出たので新理事候補を5名用意し承認を貰いました。
まるで昔の会社勤めを思い出しました。
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