第450話分かってもらえない
透析の合間を縫ってNPOの関係先を編集長と15人ほど回っています。
日頃から自立するNPOに賛同していただいている人達に理事のお願いに回っています。
半分の7人の了解は取れました。
理事長はNPOの連盟や行政を回っています。
「社員の動きは?」
今日は2人に会って1人了解で難波の地下街で立ち飲みです。
「総務部長に総務を中心に11人ほどが集まっています。懲りない人達ですね?」
今NPOは社員が28名、アルバイトが3名で編集室を中心に過半数を守っているところです。
「今度立候補する理事にはこのNPOは運営できませんよ。半年で解散ですね」
でも理事会の結果は読めません。
彼らは私を病人として業務遂行能力がないと解任を訴えています。
確かに透析で半分は休んでいます。
「私負けたら編集室の独立をします」
彼女は前々から独立を考えています。
「その時は社長になってください」
と遂に2本目のビールを頼んでいます。
シングルマザーの彼女は酒も仕事も豪傑です。
今のNPOの自立事業の相棒は彼女です。
編集室が独立したらNPOは倒産です。
今の理事達はそのことが全く分かっていないのです。
「そのために去年から出版物を出していますからね」
すでに主力のフリーペーパーの他に隔月誌を1本、単行本を5冊、提携連載を2本始めています。
「体は私、知恵は頼みますね!」
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