第425話和解2審
今日はたんこぶを作って透析ではドライウエイトを500ccあげました。
3時には編集長と待ち合わせをして、古い図書館を見に出かけました。
「ここは閉まってどのくらいになるのですか?」
編集長がビデオを片手に職員に質問しています。
「もう4年になりますかね。今年は春に役所で売却の案が出たのですが、再利用をもう1年検討することで保留になったんですわ」
「思ったより手入れが行き届いているわ」
編集長はこの移転計画をシリーズでフリーペーパーに載せる予定です。
予算計画は私の仕事のようです。
「家賃を下げるだけでなくどこまでリホームをかけないかですね?」
今の調子では新理事長の初仕事は大きな壁にぶつかります。
『今いいですか?今法廷なのですが』
労働裁判の弁護士からです。
今日は和解2審の日でした。
『相手が一転不当解雇から60歳定年に絞って和解を提案してきています』
60歳定年の契約の無効の前回の準備書面で提出しています。
58歳の私は60歳定年の文言が気になって65歳までは働いでもらいたいと言う当時の役員の回答をもらって採用となりました。
『裁判官は?』
『気持ちは分かるが文書がある限り厳しいとの判断です。このままでいくと今の仮払いを逆に返済する状態になると』
『今までの解雇理由の長い時間は何だったのですか?』
『和解についてはどうしますか?』
『和解はしません!』
私の声に編集長は吃驚してこちらを見ています。
解雇されてもう3年になります。
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