NPOの改革は賛否両論でも赤字は改善されました。

今日は新理事長のたっての希望で9時からの編集会議に参加です。

今回の組織構造改革で6人体制になっています。

「恒例の編集部の利益推移の説明をします」

これは編集部が出来た時から私が始めています。

全員が経営者であろうと考えています。

「東京のNPOとの連携で大台の20万部に乗りました。これでフリーペーパーでは100位内にランクです」

今回の発行から印刷所が大手の編集社の工場で印刷発送がされます。

「と言うことは経費が2割落ちるのですね?」

「そうです。これで売上は1.5倍に、利益は2倍に増えますよ」

「どうしてそうなるのかね?」

新理事長は数字にはうるさいのです。

「これは規模の拡大に合わせて大手との提携で経費を圧縮したのです。フリーペーパー中味の良さは当然ですが、発行部数が問題です」

「今月から広告の申し込みが倍に増えたのですよ」

編集長に言われて新入部員が広告先のリストを配ります。

「部数が増えたので自動的に広告代が上がりましたが？」

「これから広告代対策が必要です。このフリーペーパーは無料ですから、部数が増えると原価ばかりが増えます。こちらは半農半ｘの教室と連携しているので教室が増えると広告代が入ってきますが、普通は広告料で頑張らないとダメです」

「このリストから広告の傾向を読むのですね?」

「4人の部員に業種ごとの広告営業をお願いします。まずリストアップして見本を送るのです。この打率をしっかり見ていきます。ホームページにも広告料のページを作ります。これはやみくもに営業しても空振りになりますよ」

「フリーペーパーとネットを組んでセット売りは？」

「それはいいですね」

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