第337話透析アミロイドーシス

最近助成金申請や企画書作りに8時間ほどパソコンに張り付くようになりました。

気持的には非常に前向きです。

やはり透析時間が圧倒的にとられるので外出が続くと作業が押されてきます。

それで指が痺れと腱鞘炎で大変なことに。

いつもの透析の針を刺すのに医院長が問診をします。

「お変わりはないですか?」

「最近パソコンを使うことが多くなって腱鞘炎になったようですが?」

「私の手を握ってください」

「握力がなくなっていますね?透析アミロイドーシスという透析の方がなりやすい症状ですね」

始めて聞いた症状です。

「アミロイドと呼ばれるタンパク質が、全身のさまざまな部位に沈着して、いろいろな症状を引き起こす透析患者さんに特有の疾患です。アミロイドを構成する蛋白にβ2ミクログロブリンがあります。β2ミクログロブリンは、腎不全になると腎臓での代謝が障害されますし、小さい分子量のタンパク質なので従来の透析療法ではほとんど除去されません」

「タンパクは透析で抜けるのじゃなかったのですか?」

「あなたの場合は中手指関節の腱鞘炎により、スムーズな指の曲げ伸ばしができなくなるバネ指です。取り敢えずボルタレンゲルを出しますから塗ってみてください」

透析を続けて行くと色々なことが起こるようです。

今日は透析後歩いてシニアNPOの理事長にNPOでの進捗を報告に出かけます。

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