第315話辛抱のしどき
「3度目の正直や」
と言って女房がスーツを着て面接に出かけます。
透析・労働裁判で身動きが取れない苛立ちがありますがここが辛抱のしどきと思っています。
「どうですか各半農半xの教室は?」
今月の下旬から3教室のフランチャイズが始まりました。
ようやく一段落していつものメンバーでの打ち合わせです。
とは言っても今回は体調不良で現場に立つのは見合わせていました。
「各教室のアンケートを集計したんやが」
今日は理事長が座頭です。
「パワーポイントは分かり易いと好評だった」
一人IT社長がうれしそうな顔をしています。
「だが講師の本部の3教室合わせて6教室なんで、スケジュールを立てるのが難問や」
「現在5名が2月の初めに研修終了するので何とかと」
事務長がスケジュール管理を担当しています。
「今回から修了書を出して講師の認定制度を入れてはと思いますが」
「それはどういう意味があるのですか?」
「これは前の会社で研修講師に同様な免許を出したのです。それが社内研修から研修事業になる時に大きな力になったのです」
私はその資料をパソコンから探してきてレジメにして配ります。
「へえ、100億の売り上げ!」
「最初が肝心なのです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます