第21話過活動膀胱

女房が心配して尿漏れパットを買ってきてくれました。

専務から今回から幹部会議に入るようにと言われました。

それ自体は喜ばしいことですが、昼食を入れて5時間の長丁場です。

全国から各事業部の責任者が毎月土曜日に集まるのです。

この議事録は総務部で作ることになっていますが、課長が単独で作り部長は蚊帳の外です。

この会社は自分の仕事を抱えて、自分の位置を守るという伝統があるようです。

社長から専務の仕事を引き継ぐように言われていますが、専務はその気はないようです。

初幹部会議でしたが、やはり昼食まで持たずに1度席を外しました。

会議は中断して、戻ってくると、

「会議の前にトイレは済ませてください!」

と総務課長に念を押される始末です。

でもトイレを我慢することで精一杯です。

会議中は昼食は用意されますが、私はその中で食べれるものを選んで済ませます。

ご飯は半分で、お味噌汁はだめ・・・。

昼休みに席に戻ってネットを開きます。

手術に伴う損傷、降圧薬やかぜ薬など、膀胱の収縮力をさらに落とすものがたくさんあります。

「尿意切迫感・切迫性尿失禁・頻尿」が重要な3つの症状で、中でも尿意切迫感は必須項目です。尿意切迫感があると、それを防ぐため昼夜の排尿回数が増えがちになりますが、一方で頻尿でも尿意切迫感がないものは過活動膀胱に該当しません。

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