vs社畜女性社員

「あ、これやっといて」


と、作業していると


「あ、これも」


作業していると


「これもだしといて。全部やっといて」


と、ぶっきらぼうな社畜女性社員がいる日は大変。何が大変かって、「作業中」に次の仕事が来るわ、来るわ。とにかく「あれをやれこれをやれ」が多いんですね。また言い方が言い方で、物凄く突き放すような言い方で言ってくる。

要は私が無能だと言いたいのかもしれませんが、とにかく言い方が酷い。ヒステリックに傲慢さを兼ね備えたような言い方で指示します。どうやら、イライラしてるのは私だけではないようで他のバイトは大体いらいらしているのだとか。


以前、私の労働観は日本人の大半と異なっているという話をしましたが、当然不正残業をその女もやっているわけです。タイムカードを切って、労働時間となっていない時間の間であれこれやってるということですね。その時点で私はほぼ社員を「上司」としてみておらず「客」として認識しています。だから、論破しようと思えばいつでも「発動」できてしまうのですが、いつもは疲れるだけだしやめておこう、となっているわけです。


しかし、あまりにも言い方がひどかったのと(感覚的な問題ではあるが)、「できないんじゃなくて、やるんだ」みたいな精神論を展開し始めたあたりから私は一言、


「まあ、最善はつくしますが」


と言います。「全部だしてかえってよ(半ギレ)」とか(まだほとんど仕事が終わってないのに)重ねてきたので、


「だから、最善はつくすけれども、時間が来たら私は帰りますので」


と一蹴。まだ何かいちゃもんをつけてくるようなら戦も辞さない、と脳が臨戦態勢に入りましたが、理性がなんとか押しとどめました。なんというか、「能力には個人差があることを理解してない人」の典型的なタイプで、店内で走り回っている隠者君が社畜の期待に応えているのが社畜女性社員が怒る要因になっている可能性はあります(社畜女性は隠者君をすごく称賛しているため、我々と比較しているかもしれない)。


私はルール違反をしてまで残っている社員の言う事は聞く筋合いはないと感じている点、マニュアルがないからバイトが混乱しているという点、上司のいう事がバラバラだから組織がまとまらない点、この業界はパートアルバイトの力を頼らざるを得ないのだから大事にするべきという点、自分たちが無茶ぶりに対応できるようになったとしても、自分たちがずっとこの職場にいる保証はどこにもなく、次入ってくる人に無茶ぶりをするようになったら大変、という先読みが働いてしまったりと様々な角度・要因で「攻撃態勢」が整ってきつつあるという、不穏な最近の状況でございます。そりゃ俺は評価されないわ



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