第108話 集いし嫁達

「プリム・デンガーナ・ゼニスです。みなさま、改めましてよろしくお願いします」


 俺達の新しい仲間、プリムがスカートのはしをつまんでおじぎする。


 純白のドレスに、頭にのった小さな王冠。

 まさにお姫様だった。


 マキもお姫様なのだが、スーパーメイドだからな、悪いがお姫様には見えない。


「さて、リクト様。いえ、旦那様とお呼びした方が良いですか?」


 プリムがこちらを見上げてくる。


 プリムの身長はコルットと同じくらいで俺の腰くらいまでしかない。

 年齢もコルットとそう変わらないはずだ。

 それなのに、とてもしっかりしている。


「リクトでいいよ」


 俺とプリムは、先ほどこの場で婚約した。

 だからまあ、旦那様と呼ばれてもおかしくはないのだが、どうも旦那様というのはしっくりこない。


「わかりましたリクト様。それでリクト様、みなさまは勇者の装備を求めていらっしゃるのですよね?」


 俺と王様の話を聞いていたのか、プリムが笑ってこちらに聞いてきた。


 俺達は元々、伝説の勇者の装備を求めてこの国に来た。


 残りの勇者の装備はこのデンガーナの西の海の底にある。

 しかし海の底に行く方法が無い。


 その方法を探していたら、デンガーナの王様に聞くといいという情報を得たのだ。


「我が国に伝わる伝説があります。デンガーナの西の海に、海底神殿あり。そこに勇者の装備が眠る。これを求める者、エルフとドワーフの協力を得よ、と」


「エルフと」

「ドワーフ?」


 俺達は一斉に、アーナを見た。


 アーナは待ってましたと言わんばかりに、声高らかに宣言した。


「わしじゃよ!」


 渾身のわしじゃよだった。


 アーナはエルフとドワーフの混血だ。


 まさかまた、アーナの協力が必要になるとは……


「それでアーナ、何か心当たりはあるのか?」


「ふうむ、そうじゃのぉ……わしは確かにエルフの知識とドワーフの技術を無理矢理根性で習得したが、少なくともわしがかかわったエルフやドワーフ達はお互いを嫌悪しておったから、協力したという事例は聞いた事がないのぉ」


 エルフとドワーフって仲が悪いのか。


「そう言う意味では、エルフとドワーフが協力して出来たもの、というと……そう!」


 アーナがビシッと自身を指差す。


「わしじゃよ!」


 下ネタだった。


 俺はアーナを無視する事にした。


「プリム、何か他に情報はあるか?」


「はい。本来はそこも含めて勇者の試練とされているのですが、私の家族の問題ですからね」


 プリムは一度王様の方を見る。


 王様はニッコリ笑って、うなずいた。


「ハッキリお答えしますと、海底神殿に行くにはアクアペンダントというものが必要なのです。アクアペンダントがあれば、水中で活動する事が出来るようになります」


 アクアペンダント、か。


 それがあれば水中で活動できる、という事は、そのペンダントをそれぞれつけて、海底にもぐるって事か。


「アクアペンダントを作るには、エルフとドワーフの協力が必要です。エルフだけが使える魔法、ウォーターミストスを使って、クリアシルバーという鉱物を軟化させ、ドワーフのウォーターハンマーという技術で作り上げるのです」


 なるほど、それでエルフとドワーフの力が必要なのか。


「アーナ、今言ったふたつの魔法と技術、何かあてはあるか?」


「もちろん、わしが両方とも使えるのじゃ!」


 なんと、想像以上にアーナは優秀だった。


「だが、クリアシルバーが人数分必要じゃのぉ。あれは確か、パッショニアの名産品じゃったから、カマセーヌに頼めば、ゆずってくれるじゃろう」


 おお、すでに全てのパーツが揃っているじゃないか。


「じゃが、問題がある」


 アーナがそこで待ったをかけた。


「問題?」

「そうじゃ。リクトよ、お主わしを嫁とは認めないと言ったな?」

「ああ」


 別にアーナを嫁にする理由もないし、ゲームキャラでもないから思い入れもないし、見た目は好みだがイロモノなんで、正直お引取り願いたいくらいだからな。


「残念ながらそれではカマセーヌはクリアシルバーをゆずってくれんぞ? おそらく条件を持ちかけられるじゃろう。パッショニアからも嫁をもらってくれとな。つまりはじゃ、ついに嫁にしなければならんのじゃよ。そう、その嫁の名は!」


 アーナが10回転くらい、その場でクルクルとまわる。


 そして回転がおさまると、自身を指差した。


「わしじゃよ!」

「わしじゃよ!」


 コルットが横に移動して、一緒に決めポーズをとる。


 ほんと、コルットはこれ、好きだよな。


 ……なんて現実逃避してる場合じゃなかった。


 確かにカマセーヌさんは、パッショニアから嫁をもらってくれとお願いしてくるだろう。


 デンガーナからもこうして嫁をもらった以上、いい加減スルーできる問題じゃなくなってきた。


 だからって、アーナかぁ。


 俺はアーナを見る。


 エリシリア以上のダイナマイトボディ。


 本当に、見た目だけなら問題ないんだがな。


 いや、ここは逆に、見た目だけは良い事をよろこぶべきなのか?


 見た目まで好みじゃない人を押し付けられるよりはいいのかもしれない。


「はぁ……とりあえず、パッショニアに行こう。もしかしたらカマセーヌさんがマシな嫁を用意してくれているかもしれないし」


「酷いのじゃ! あんまりなのじゃ!」


 アーナの抗議を無視して俺達はパッショニアに向かう事にする。


「あら、もう行っちゃうのリクトちゃん?」


 デンガーナの王様が話しかけてきた。


「はい。できるだけ早く勇者の装備を集めたいので、申し訳ありませんがこれで失礼します」


 正直、この王様も苦手だ。


 どうも俺の尻を見る目がいやらしい。


「あら残念。もっと色々と、お知り合いになりたかったのに」


 なぜかお知りの部分を強調して言ってきた。


 やっぱりこの王様、そっち系なんじゃないだろうか?


「お父様、リクト様はすでに私のものです。勝手に手を出したら、お父様といえども許しませんよ?」


「あら怖い。わかってるわよプリム。はぁ……リクトちゃんが英雄じゃなかったら、今頃ベッドルームに連れ込んでたのに、残念だわ」


「あなた」


 バシンッ! と女王様のムチが、王様を襲った。


「あひん! いいわクリスちゃん。もっとぶってちょうだい!」

「まったく、あなたという人は、毎度毎度! 人前や子供の前では自重してくださいと言ってるでしょう!」


 女王様がムチで王様をバシバシ叩く。

 というかやっぱりそっち系の人だったのかよこの王様。


 俺は思わず、尻を手で隠す。


「失礼しましたリクト様。お父様とお母様のアレは愛情表現のひとつなので、気にせずスルーしてあげてください」


 プリムが頭を下げる。


 なるほど、この環境で育てば、しっかりとした子が育つのもわかる気がする。


 俺はちょっとプリムがかわいそうになり、頭をやさしく撫でた。


「あう……リクト様、恥ずかしいです」


 プリムは顔を赤くして恥ずかしそうにしていた。


 コルットと話している時といい、たまにこうして歳相応の顔を見せる事がある内は、大丈夫だろう。


 俺達が良い家族になってやらないとな。


「よし、それじゃあ王様達は放っておいて、パッショニアに行くか。プリム、ちょっと驚くかもしれないけど、ちゃんと説明するから信じてついてきてくれるか?」


 俺はプリムを見る。


 プリムは真っ直ぐ俺の目を見て、うなずいた。


「もちろんです、私はこれより、常にリクト様と共にありたいと思っています!」


 しっかりした返事だった。


「よし、それじゃあ出すぞ……マイホーム!」


 俺の尻が光り、尻の間からニュッと扉が出てくる。


「な! リクト様のお尻から扉が!」


 さすがのプリムも驚いていた。


 俺の尻と扉を、興味深そうに見つめている。


「それじゃあ王様、女王様、プリムの事は任せて下さい」


「ええ、よろしくお願いしますね、リクト様」

「またいつでも遊びにきてねーリクトちゃん! その時はぜひそのお尻あひん!」


 再び王様がムチで叩かれていた。


 俺達は苦笑しながら手を振って、マイホームの中に入った。



「不思議な子達だったわねー」

「ええ、でもプリムがうれしそうで安心しました。リクト様に預ける事にして、正解でしたね、あなた」


 二人の夫婦が、子供の旅立ちを静かに見送っていた。




「す、すごいです!」


 プリムがマイホームに驚いていた。


「ようこそでござる、プリム殿! 歓迎するでござるよ!」

「え? あなた誰ですの!?」


 プリムが突然現れたランラン丸に驚いていた。


 こいつ、わざと驚かせたな。


「こいつは俺の腰にさしていた刀……剣の、ランラン丸だ。このマイホームに居る間だけ、こうして人の姿になる事が出来るんだ」


「まあ、そうなんですか? リクト様のお力はそんな事も出来るのですね」


 プリムが感心していた。


 その後、ユミーリア達がマイホームの中を案内する。


 ユミーリアはいまだにおもらし事件の事を根に持っているのか、俺とランラン丸はついてこない様にと言われた。


 ランラン丸とアーナは早速ソファでくつろいでいた。



 俺はひとり、2階へ上がる。


 2階は、俺が正式なパーティメンバーだと認めた子達の個別の部屋が、自動的に出来るようになっている。


 俺の部屋を先頭に、手前からランラン丸、ユミーリア、コルット、エリシリア、マキと続いて、プリムの部屋も出来ていた。


 問題は、だ。


 俺は最後の、一番奥の部屋を見つめる。


 アーナの部屋。


 その部屋の扉についているプレートには、そう書かれていた。


 俺はため息をつく。


 どうやら俺は、すでにアーナを正式なパーティメンバーとして認めてしまっているらしい。


 まあ、空飛ぶ島に行く時に力になってもらったし、今回もアーナの力がないと海底に行くのは難しそうだしな。


 潮時なのかもしれない。そう思った。



 プリムは自分の部屋が出来ていた事をとてもよろこんでいた。


 みんなには俺のお願いで、アーナの部屋が出来ている事は内緒にしてもらった。


「リクト、私、アーナさんがお嫁さんで良いと思うよ?」


 ユミーリアがこっそり話しかけてくる。


「ただの友達や仲間っていうなら、こんなに悩まないんだけどな」


「うーん、そっか。私達は新しい家族って考えだけど、リクトにとってはお嫁さんだもんね」


 そうなのだ。


 別にアーナの事が嫌いなわけではない。


 だが、どうも嫁となるとなぁ、と考えてしてしまう。


「まあ、カマセーヌさん次第かな、これは」


「うーん、私は今さら知らない人より、アーナさんが良いんだけどなぁ。コルットもなついてるしね」


 そう、だよな。

 コルットがなついているってのは大きい。


「でもね、リクト。リクトが誰を選んでも、私はリクトについていくからね? あと、リクトの一番は、私だからね! ……それだけ!」


 ユミーリアは後半、顔を真っ赤にして一気にまくしたてて、走っていった。


 可愛い。超絶可愛い。


 やはりユミーリアは俺の一番の嫁だ。うん。


 俺は去っていくユミーリアを見て、ほっこりした。



 マイホームの説明が終わった後、出口をパッショニアに設定して、俺達はマイホームを出た。


 パッショニアの入り口に出たのだが、そこには都合よく、カマセーヌさんが居た。


「あらリクト様! どうしました?」


 カマセーヌさんは突然現れた俺達に少し驚いたみたいだったが、そばに居るプリムを見て、さらに驚いていた。


「はっ! プリム様!? まさかリクト様、プリム様をお嫁さんにする気ですの!?」


 カマセーヌさんの言葉を受けて、プリムは前に出ると、スカートの端をつまんで、おじぎした。


「ご無沙汰しておりますカマセーヌ様。私プリム・デンガーナ・ゼニスは、この度リクト様と婚約致しました。時期がくれば嫁入り致しますので、どうぞよろしくお願い致します」


 プリムの言葉を聞いて、カマセーヌさんがヨロヨロと倒れた。


「ああ、なんて事。ついにリクト様に嫁入りしていないのは、パッショニアだけになってしまったのですね。なんとしても、リクト様にパッショニアから嫁をもらって頂かなければ、パッショニアは終わりですわ!」


 そこまで大げさにならなくても、と思うが、この世界ではカマセーヌさんの感性の方が正しいのだろう。


 ここは、覚悟を決めていくしかないか。


「カマセーヌさん、その話なんですが、俺も覚悟を決めました。パッショニアからもお嫁さんを頂こうと思います」


 カマセーヌさんがバッと俺に振り向く。すごい顔だった。


「なんと! リクト様、ついに! ああ、ありがとうございます、ありがとうございます!」


 カマセーヌさんが涙を流して俺の手をにぎる。


 俺は苦笑しながらも、本題の、お願いをする事にした。


「それで、その代わりと言ってはなんですが、今、勇者の装備を手に入れる為に、クリアシルバーが必要なんですけど、ゆずってもらえます?」


「ええそれはもう! クリアシルバーだろうが何だろうが、いくらでも差し上げますわ! あなた達、すぐにクリアシルバーを持ってきてちょうだい!」


「はっ!」


 近くに居た衛兵っぽい人達が走っていった。


 これでクリアシルバーはなんとかなりそうだ。


「それでリクト様、嫁入りの話なのですが……」

「ああ、その、候補って、どうなってます?」


 俺はチラッとアーナを見たが、他に候補が居るなら見てみたいと思った。


 アーナは別に嫁でなくても、仲間でも良いのだ。


 であれば、できれば俺好みの子が出てくる事にかけてみたい。


「それがその、少々問題がありまして」


 カマセーヌさんの顔色が良くなかった。


 問題? なんだろう?


「本当は私を差し上げたいのですが、アーナさんに突っ込まれたとおり、私は今この街から動けません。そこでこの街一番の踊り子や美人を選んでいたのですが、事情が変わってきてしまいました」


「事情?」


 俺はみんなの方を見る。


 ユミーリア、エリシリア、コルットは俺と同じく何の事かわかっていなかったが、マキとプリムは察した様で、コクリとうなずいた。


「ウミキタやデンガーナが姫を差し出しているというのに、パッショニアが街娘では、格が違いすぎるのです」


 カマセーヌさんが搾り出す様に声を出す。


 差し出すってのに異議を唱えようかと思ったが、今の問題はそこではなさそうなのでグッとこらえた。


「ならば戦闘でお役に立てる者とも考えましたが、ユミーリア様達の戦いについていける者となると、Sランク冒険者クラスになるでしょう。しかし、わが街にはSランククラスの冒険者は居ないのです」


 まあ、俺達トリプルテイルズ自体がすでにSランクだしな。


 パッショニアには俺達の戦力となる人も居ない、と。


「そうなると、まことに遺憾ではあるのですが、申し訳なく思うのですが! 正直、アーナさんしか居ないのです」


 カマセーヌさんがその場にガクリとひざをつく。


「アーナさんは戦闘能力こそありませんが、見た目だけはとても良く、知識と技術も相当高いレベルのものを持ち合わせています。大変残念なのですが、アーナさんより良い女性は、この街には居ないのです」


 なんという事だ。

 アーナが一番とか、それで良いのかパッショニア。


「ふむ、ようやくわかったかカマセーヌよ。そう、今このパッショニアを代表し、救う事が出来るのはただひとり!」


 コルットが目を輝かせてアーナの隣に移動する。


「そう、わしじゃよ!」

「わしじゃよ!」


 アーナとコルットがビシッとポーズを決める。


 まあ……うん、覚悟はしてたけどさ。


「はぁ……わかった。カマセーヌさん、俺はアーナと、婚約するよ」

「リクト様が嫌な事はわかっております、アーナさんの性格がもう少しおしとよかであれ……え? い、今なんと!?」


 カマセーヌさんが目を見開いてこちらを見る。


「だから、パッショニアで一番の賢人であり、俺達の冒険を何度も助け、そしてこの後も大いに役に立ってくれるであろう、アーナを嫁にもらいます」


 俺は多少、わざとらしくカマセーヌさんに宣言した。


 一応、嘘は言っていない。


 これまでもアーナの知識と技術に助けられたし、これから、というか今からもアーナの魔法と技術が頼りになるのだ。


 パッショニア代表のアーナは十分俺達のパーティに貢献してくれていると、自信を持って言えるだろう。


「あ、ありがとうございます! リクト様、本当にありがとうございます!」


 カマセーヌさんが足にすがりついてきた。


「やめんかカマセーヌ! まったく、お主は今やひとつの国をしょって立つ者なのじゃぞ? もっと堂々としておれ」


 アーナにそう言われて、カマセーヌさんがバッと起き上がる。


「あなたに言われたくはありませんわ! まったく、アーナさん! 今回こそは腹をくくってもらいますわよ! パッショニアの住人として、リクト様に嫁入りして頂きます。いいですわね?」


 カマセーヌさんのその勢いに、アーナはにっこりと微笑んで応える。


「ああ、もちろんじゃ。わしはパッショニアもお主も嫌いではないからの。リクトよ、わしはパッショニアの代表として、お主と婚約する! これからもよろしく頼むぞ!」


 俺とアーナは手を取り合う。


 いつもこうして真面目にしててくれればいいんだけどな。


「よし! それでは早速やるとするかの! とはいえここでは作業が出来ぬ。確かデンガーナにドワーフの工房があったはずじゃから、そこを貸してもらいに行くかの!」


「お待ちなさい! クリアシルバーが用意できるまでは時間があります。その間に、アーナさんには正式な手続きをしてもらいますからね! リクト様、アーナさんをお借りしますわよ」


 そう言ってカマセーヌさんはアーナを引きずっていった。


 引きずられるアーナは、なぜかうれしそうだった。


 アーナが戻ってくる頃には、クリアシルバーが用意されていた。


 どれくらい必要なのかはわからないが、相当量あった。


「アホ、多すぎじゃ」


 カマセーヌさんがアーナに突っ込まれていた。


「多いに越した事はありませんわ!」

「物事には限度があるのじゃ!」


 アーナとカマセーヌさんが再びケンカを始める。


 だが、二人ともどこかうれしそうだった。



 俺達はクリアシルバーを受け取って、再びデンガーナへ向かい、ドワーフの工房を目指した。



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