白鳥ボート
あぐうあぐう
おぐうおぐう
白鳥ボートがセックスしています。
「助けてー!!助けてー!!」
「キャー!!キャー!!」
お客さんは今にも振り落とされそうです。電動ドリルのように小刻みに振動するプラスチックの塊に必死に縋り付いています。
カタカタカタカタカタカタカタカタ
あぐうあぐう
おぐうおぐう
「ちょっと困るよう。やめてよう。イメージ崩れるでしょう。勘弁してよお。勘弁してよお。」
アルバイトさんが必死に岸から呼びかけますが、白鳥ボートたちは聞く耳を持ちません。
あぐうあぐう。
おぐうおぐう。
「うう、止まらない。どうしようどうしよう。」
あぐうあぐう
おぐうおぐう
「キャーキャー!!」
「助けてー!!助けてー!!」
お客さんたちはなす術がないです。
あぐうあぐう
おぐうおぐう
「せ、先輩、白鳥ボートがセックスし始めました。どうにかしてください!!」
アルバイトの青年は先輩に助けを求めます。
「な、なにぃ。本当だ。お前ら、ゴムはつけてるのかー!!おい、ゴムはつけてるのかー!!」
先輩は白鳥ボートに呼びかけます。
「ゴムはつけています。」
白鳥ボートが言いました。
「白鳥ボートがセックスしていたのですがコンドームをつけていたようです。」
「性教育を早期から始めていた成果だ!!」
教育委員会は喜びました。
完
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