第131話 幕間 『設定試料』特別編

ここで記した事が必ずしも正しいとは思いませんが、作者はこれが真相なのではないか? と、考えています。


本文

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今回特別編をお送りします。

神様なんての世界での最大のキーワードである

『ノアの方舟』

此方について書こうと思います。

この特別編は、作者がこの神様なんてを書こうと思い至った最大の要因がこのノアの方舟だった為に、主要のキーワードに設定している為、詳しく説明致します。

皆さんどうか多いに疑問を抱いて下さい。

其が作者の願いでもあります。



作中にも何度も出てくるこのノアの方舟ですが、色々な説が有ります。

先ずは本当は無かった説、これはどうでも良いです。

エベレストの頂上にアンモナイト等海の幸の化石が多量に出てきている客観的な事実が有るのに、それに説明すら付けられない戯言ですから……


次に、あったには有ったが、バビロニア近辺だけじゃね? 説、これも戯言に含まれます。

世界中に似た洪水神話はじゃあどう説明付けるのでしょう? と言う事です。


では実際に世界各地に何れだけの洪水伝説が有るのでしょうか?

これは民族学者らが世界中の洪水伝説を採集したものです。

北米の原住民の中に59、南米では46、中東で17、アジアでは23、古代ヨーロッパでも31、さらにはオーストラリアやオセアニアにおいても37を数えるだけの洪水伝説が有りました。

詰りこれだけの数世界各地に洪水伝説が残されているのに聖書で有名に成ったと言うだけの、バビロニア単一の洪水伝説だけが正しいと言うのには無理が有りすぎる訳です。


次に、世界中巻き込んでの大洪水説、正にノアの方舟状態の説です。

この説明をする前に、皆さんには客観的な事実をお話しします。


皆さんは学校で習った地球史では、恐竜は約6500万年前に絶滅し、人間は600~700万年前に発生したと習ったでしょう、所が最近この歴史は謝った歴史だと言う事が解りました!


一部抜粋します

アメリカ、テキサス州パラクシー川でいくつもの恐竜の足跡と人間の足跡が交差しているのが見つかっています。それはまるですべての生き物が何かから逃げようと走り回っているような足跡です。その川の周辺では恐竜と人間の足跡がくりかえし無数に発見されています。 


この記事は色々な新聞で取り上げられていたので目にした方も多いでしょう。

又同時にこんな記事も掲載されています。


破滅の化石 と呼ばれる木の化石

これは多層貫通化石と呼ばれるもので、まず第一に、堆積した地層を垂直方向に貫通する巨大な木の幹の化石である。

数十メートルに達する厚みを持った地層は、常識的には何百年もかかって形成されるべきものであるが、木の幹が垂直な形で化石化した層は、わずか数日か数週間のうちにできたらしい事が分かっている。

つまり「破滅の化石」とも言われるこの多層貫通化石は、まさに何らかの「破滅的」状況の結果できたという事だ。

例えば、大洪水によって、巨大な森が一瞬にして飲み込まれるといった状況の結果である。 

まず化石がこの世に存在することがその突然の堆積の証拠といえます。例えば犬が死んだとしてそのまま放置されても化石にはなりません。それは腐敗し、分解され、土になります。では、死んだ犬を土中に埋葬するとどうでしょうか。それは土中で腐り、分解され、土になってしまいます。ではどうなると化石になるのでしょうか?化石になるには”一挙に積み重なった地層の中に動植物がすばやく埋まり、そののち安定した高圧力下に置かれること”が必要なのです。化石があるということは、地層が何十億年かけてゆっくり堆積したのではなく、一挙に堆積したことを示しているのです。


と記されています。

そうすると皆さんは、、ああ、やっぱり洪水は有ったんだな…………

となるでしょうが、まだ早いです。

次にこの事実です!


アラスカとシベリアでは何百、何千の動物が死ぬと同時に冷凍されている地層が発見されています。その動物の種類はライオン、らくだ、サイ、サーベル犬歯のトラ、マンモス、牛、馬、おおかみ、などです。地層の中でこれらの動物が大量に折り重なって死んでいます。それらの死体は天然冷凍されていてとても新鮮で食べられるほどです。実際、マンモスの肉は犬のえさや、アラスカ州フェアバンクスのあるレストランでは名物メニューになっています。ニューメキシコ大学のヒブン教授はこう述べています。           

 「変形した動物の死骸や木の一部が、氷の塊や泥炭やコケの層に混ざっている。野牛、馬、狼、熊、ライオン、これらの動物がいっしょに葬り去られている。なにかひとつの強大な力で圧倒されたようだ。動物や人間の遺体がこのように重なり合うのは、自然な状態では起こりえない。・・・前代未聞の天変地異が起こった形跡がある。マンモスと野牛たちが、引き裂かれて押し潰されているのだ。まるで怒り狂った神の手によって行われたみたいだ。ある場所には、マンモスの前脚と肩があり、黒くなった骨には筋肉や爪や毛がまだついている。その近くには野牛の首と頭蓋骨があり、脊髄には腱靭帯が付着している。角を覆うキチン質も保存されている。ナイフなどの刃物の形跡はまったくない(人間の狩人が関係していた形跡がない)。動物たちは単純に引き裂かれ、わらや紐のように一か所に吹き寄せられたのだ。だが動物たちの重さは数トンもある。骨の山に混じって木があるが、それらもねじれ、裂かれて、絡み合っている。この全体の上に黒泥はかぶさり、堅く凍結している。」  


そしてシベリアでも同時期に同じような事が起きています。その中には人間もいっしょに死んでいます。アラスカ、シベリアのこれらの動物は、急激な大量の土砂で圧死したと同時に冷凍されています。そうでないと腐ってしまうのですが、これらの動物は腐ってはいません。シベリアでは北に行けばいくほど死んでいる動物の数が増えていきます。しかし、死んでいる動物の34種類のうち、28種類は温暖な気候にしか住めない動物です。このことはシベリアの地はこの大災害前は温暖な気候の地であったことを示しています。それらの地層の中には数々の熱帯の植物も生々しく保存されています。ある木は果実がついたまま発見されていますし、また死んだマンモスの胃の中から未消化のイトシャジン、キンポウゲ、スゲ、豆などが見つかっています。そのような植物は今のシベリアやアラスカでは育たないものです。このことからも大災害前のシベリア、アラスカは温暖な気候の土地だったことがわかります。また南極大陸の氷の下からも数々の熱帯植物が発見されています。


もうお分かりでしょう、一応これも抜粋します。


nasa(アメリカ航空宇宙局)の調べで、以前アフリカと南米がひとつの大陸で、インドと南極大陸とオーストラリアもひとつの大陸であり、その後、それらはひとつの大陸になり、またその後分裂して今の大陸になった、という結果が出ています。これはスペースシャトルのレーダーの映像を使って解明したものです。

 アフリカと南米は地図で見ると分かるとおり、ピタッと形がジグソーパズルのように合います。またアフリカと南米を合わせたときに植物分布が一致するというのは有名な話です。ブラジル・リオ連邦大学の研究者らはブラジル・マラニャン州とアフリカ北西部で見つかる動物の化石の類似性を指摘しており、これはアフリカと南米がむかしひとつの大陸であった証である、と主張しています。


これ等の結果から推察すると、洪水説の現在有力な説に、地球が当事温暖で亜熱帯、雲の層に覆われていたが、何らかの影響で雨になり、大量の洪水が発生したと言われますが、先ず冒頭にも言った様に、エベレストの頂上で海の幸の化石が出土しているんです。

8000メーター級の山に一瞬で泥が堆積する洪水に生き残りが出るでしょうか?

白亜期から現在迄生き残っている動植物は有るんですよ?

普通に考えてそのクラスの洪水が起きれば、全ての物は死滅しますよね?

よって作者はこの説も却下しました。


さて、、残るは、、一番恐ろしい説になります。

作中で健が少し触れましたが、マグマの海です。


作者はこの説が正しいと判断しました。

先ず上の抜粋をもう一度ご覧ください。

シベリアやアラスカが元々温暖で有ったと言うよりは、大陸その物が動物が腐るよりも早く温暖な場所から極寒の地に移動したと判断した方がしっくり来ませんか? そしてこれも作中触れました、塩湖や山脈は元は平だった…………

エベレストの山頂で見つかる化石はこんな説が有力です、山々は現在のように高くなく、大洪水をもたらした地球のマントル内部の緊張の結果、

地面あるいは水面が隆起した…………


そしてこれも触れましたが、太陽系の惑星で多板プレートの惑星は地球だけなんです‼

これは興味深い神話なので書いておきます。


アラスカのエスキモー達は「大洪水は、見た事もないような大地震と一緒にやって来た」と伝え、南米のインディオ達は「火山が噴火し、平地ではコルディレラが隆起し、空から熱いタールが流れるように降り注いだ」と伝えています。

コルディレラとは南米チリの一つの町で、アンデス山脈の一部です。

マチュピチュは最初からあの標高何でしょうかね?


ここからが本題です。

長々と説明しましたが、ここで一つの文明、世界がリセットされました。ですが生き残りはいたのです、聖書ではノアが、ギリシャ神話ではデウカリオーンが、そして日本の神話では天の浮舟に乗って皇族が月に避難しています。

神様なんてでは、この洪水伝説はマグマの洪水と致しました。これを挟んで前の出来事か? 後の出来事か? で今後話が進んで行きます。

健の目的の一つに自分の子孫を多く洪水を乗り越えさせようと言う企みが有ります、それはこの時代の事を正確に未来に行った健に伝える為です。

少しネタばれですが、実はその仕事をTMSNがやります。

神様なんてでこの洪水は一時代が滅びた起点となるのでどんな洪水だったのか? と言うのをたまにこの幕間で見て頂けるとうれしいです。

また皆さん多いに今のこの世界の謎と、出鱈目に疑問を抱いて頂けると、書いている作者のとても励みとなります、一人でも多くの皆様が、疑問を持ってくださる事を願っております!


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