第94話 宇宙の本質

ここで描かれている宇宙の本質は、カタカムナ文献での宇宙論ですが……

何故か量子論と合致したりしています。

量子論は最新の物理学、カタカムナ文献が発見されたときには量子物理学は提唱すらされていませんでした……

天空人が本当に居たのか、又は?

これ以上は止めておきます……


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本文


イナンナの住むクリスタルタワー、月の裏側にそびえ立つそれは、地球上にあるどの建造物よりも高いタワーだった。

その屋上付近で俺達はイナンナの話を聞いていた。


「僕達ティアマトに住んでいた住人は宇宙を一つ形成出来るほどの魂を既に有していた。

先ず宇宙とは何か?宇宙とは人の意思により生み出される魂の入れ物、魂が増えればそのぶん宇宙も大きくなる。それらが大きくなり無限にも広大な宇宙空間が出来上がっているんだ。この今君達がいる宇宙はティアマトの住人により作り出されている若い宇宙だ。」



「なら他にも俺達の知らない宇宙が有るって事か?」


「そうだよ健、宇宙と言っても君達が思っている物とは違う、そこに引っ掛からない様にね?無の空間から一つの揺らぎが起きた、その揺らぎは次第に大きなうねりと変化していった。そしてそこから生み出されたのはカムと言う潜像世界であり、カムナが存在する。このカムナが宇宙の無意識、つまり人の無意識の集合体、だが君達は宇宙を構成しているカムに過ぎない。そして現象世界はアマと言う物で覆われている、アマナと言うカムナが作り出した物質が存在する。これが魂だね、そのアマナとカムナが共振重合する事によりアマが様々な物質に変化し、現象世界がつくられているんだ。」


「ではイナンナ様は根元神なのですか?」


「違う、僕達だって数多くある宇宙の一つのカムナに過ぎない」


「つまりお前達元のティアマトにいた住人の無意識の集合体により作り出された宇宙に、俺達分身が地球を造り出して魂を増やして行ってるって事か?」



「そう言う事、そうして宇宙は無限に広がっているんだ。だけど健、逝っちゃっている最中に話したから聞いてない様だけど、君はティアマト人だよ?」



「ああ?、お前と同じって事か?」



「そうだよ、じゃなきゃ僕が君との間に出来た子供を転生出来る訳ないじゃないか、若い魂は不安定なんだ。無理な転生最中に消えてしまうからね、それにそろそろ良いだろう、おいでナンナ、イシュタル」



「はい、お母様」



「ルチーナ⁉」


そこに紛れもない桜とルチーナが現れた


「な…………どうなってるの?嘘でしょ?」


「お母様が何故ここに⁉」


「言ったろ?イシュタルは僕の最初の子だって、そしてイシュタルと健との間に出来た子がルチーナだよ、そしてナンナと健との間に出来た子が君達の母の桜、その桜に僕と健との間に出来た君達二人を転生させた。次いでに言うと朔は僕の弟アプスの転生体、ここにいた時は既に女性の体に転生していたからね、健、君は弟も散々強姦してたよ」



「………………その弟は……日本神話で何て言う名前だ?」



「聞かない方が良いですよ?」


優しく答えるイシュタル、哀れみにもにた口調だ……



「そうですね、健様は前回も朔を強姦した後で三日三挽うなされていましたし」


更に陛下に似たナンナまでが憐れみの目で俺を見ている、間違いない……スサノオだ……


「つまり三貴神全員をまんべんなく手篭めにされてたのですね、健様は」


「駄目ですナーナ!健様がまた」



「はぁぁう!」


「逝ってしまった様だね……」


「でも……お母様が二人いて不思議な感覚です」


「ナンナは君達の世界では男神とされているけど月読で間違いないよ、君達はこのナンナの分身と言ってもいい」



「イシュタル、健を起こしてくれるかい?話が進まなくてね……」



「わかりました、でもお母様?また同じ事になるのでは?」


「今回は久美がいるから大丈夫だよ!久美、イシュタルが起こすと健が襲いかかるから頼むね?」



「わかったわ、だけど起きるかしら?」



「前回は起きてイシュタルが5日も連続で強姦されてね…………」


「外道ね…………」



イシュタルが俺を起し優しくキスをしてきた、そして起き上がるマイサン、娘だと言うのに俺のマイサンはあまりの美貌に完全覚醒を果たした



「そうかイシュタル!そこまで俺を、なら娘でも構うこっちゃグモ…………!」



「外道!落ち着け」



「はぅぅぅぅぅぅ」


マイサンに強烈なキックをお見舞いされた



「酷く有りませんか?久美、これでは健様が……」



「いいんだよナンナ、こうでもしないと話が先に進まないからね、僕達には出来ない事だ」



「ねえ?何で抵抗すら出来ないの?いくら愛し合っていてもそれくらいは……」



「君達の文化に元々会った男尊女卑、何故出来たと思う?」



「え?……今のラ.ムーを見るに男が少ないから?」



「それも有るけど本筋は違う、真理と言っても過言ではないんだ。男女と言う性別は元々存在しない、本来魂の在り方は一つなんだよ、だけど魂を増やして宇宙を無限にしていくには男女の愛が必要となる、そこで造り出したのがアマの満ちる現象世界、そして人形が生まれ出る。

だけどカムナは本来無意識の集合体、そこから産まれる出る魂は穏やかで愛を欲する魂しか産まれてこない、女性型なんだ。

宇宙を拡げる魂の揺らぎを産み出すには激しくお互いを求める強い愛が必要だ、そこで産み出された者が男性魂であり、受け入れる女性魂は無償の愛となる。僕達はこの宇宙のカムナに直結している魂の持主なんだ。愛する健の求めを受け入れないと言う選択は浮かばない」



「ヌハハハハハハハ!やり放題じゃねーか!」

バキ!

「グハ!」


「都合のいい場面でだけ復活するな!所で何も少ないとは言え、他にもティアマトの男は居るでしょ?何でこんなド変態な訳?」



「ヒデー言い方だな久美!」



「五月蠅い黙って聞け!」



「はい……」



「そこが君達の最大の疑問点だろうね、事の発端は地球への壊滅的ダメージから始まった。僕達ティアマトの者達は、地球の再生を考えたんだ。

一度は過った歴史を正す事から始めたんだけどね、結局は人々は自らの欲求の為に行き着く先は形こそ違えど過ちを繰り返す。そこで生まれたのが人々を永続的に管理し、生きるべき魂を選別し、僕達の指し示す道をなぞらせると言う考え方なんだ。

だけどそれが本当に正しいやり方なのか?、僕達姉妹姉弟にはどうしてもその道が正しい道には思えなかった。

だから僕達は長い年月をかけて純水で過ちに染まっていない僕達の仲間を探したんだ。だけど居なかった。元々僕達ティアマト人は転生する者は殆ど居ないんだ。後は自分の分身を良い方向に導く為に大半を過ごす。

だけどそんな時に、たまたま見つけたのが若いティアマト人の大生しきっていない魂の持主である健だったんだ。

僕達は健に賭けた、仲間達に過った道を進ませない為に健に世界の方向修正をしてもらおうと思ったんだ。

そこで僕は健をここに転位させた、所が呼んだ途端に健は僕に襲いかかって来てね…………勿論最初は抵抗したんだよ、でも流石に記憶を引き継げないとしても本来の力が健には備わってたみたいで、ピンク色に変色して凄い速度で敢えなく僕は健にされてしまったんだよ……シクシク」



「その頃からト○ンザム出来たんですね……」


「助平な技量だけは力を温存してたんですね」



「酷くねーか?お前ら」



「酷いのは健兄さんでしょ!」


「まあ、そこで僕は妊娠してしまったんだよ。所が妊娠して出来なくなった僕をほおって妹に手を出し始めてね、次いでナンナも妊娠してしまって…………」


「外道ね」


「外道ですね」

「ええお姉さま、外道です」

「外道としか言えません」

「非道とも言います」

「流石に私も同じくですね」



「う、嘘言ってんじゃね、ね、ねーよな?」


「健様、これは事実です……」


「僕達の着ていたピンク色の服がちょっと健の趣味に合致し過ぎていた様なんだよ」


「ああ、事務服、何でそんなの着てたのよ!」


「いきなり転位されたら驚くと思ったんです、だから姉と話し合って、健様のお好きな服を着て落ち着いて頂こうと…………」



「マーケティング不足だった訳ね…………」



「その後僕達二人は寝るときと食事中以外は繰返し繰返し……シクシク……シクシク、今度はあの服を着ろとか、この水着を着けろとか……シクシク……シクシク」


「コスプレ趣味は一切進歩しないのね、馬鹿過ぎるわ」



「う!嘘だ!」



「本当です健様……」



「うぐ!…………」



「そして僕が産んだイシュタルを健はとても可愛がってたんだけど、イシュタルが僕達の営みを見てしまってね、真似して健にキスをしてしまったんだよ、そうしたら健は…………」


「娘を強姦したんですね……」

「そうですお姉さま、実の娘を手篭めにしたんですね」


「嘘だーーーー!」



「本当ですよ?お父様、お父様、お父様」


多分一回しか言ってないが健にはそう聞こえた……

ガックリと膝から崩れ落ちる健


「イシュタルがブルマと言う体操着をその時着ててね、それが健の趣味に逢ってた様なんだよ」


「ブルマ好きですもんね」


「変態で外道極まったわね」


「地獄へ落ちた方が良いのでは……」


「そう言う事で僕達は当初の予定を変更したんだよ、つまり僕達と健の間に生まれた子達を健の元に集わせそこで戦力を蓄えていく、より確実な方法を取ったんだ。

だが彼らも先住民もその僕達の企みに気付き始めてしまったんだ。

そこで起きてしまったのが前回の悲劇だった。」



「ヴァルキュリア伝承ですね……」


「そう、彼らは健の魂を消しにかかったんだ。無限のカムの世界へ魂を飛散させてしまえば健は産まれ代わる事すら出来なくなる。君達イシュタルの分身は魂を分ける事により記憶を残し、健の身代わりになる事をイシュタルに願い出た。マナの世界でそれをやれば魂が再び集まる事は無くなるけどそれでも君達はその道を選んだんだ。」


「俺はそれを許容したってのか?」


「落ち着いて下さいお父様、今回それを戻す為にお父様は戻られたのです。」



「戻せるの?」


「それが出来るから健は元の世界に戻ったんだよ」


「方法は……マナの壺か⁉」


「そうだよ健、それをこの世界で行い僕に統合させる。、そうすれば僕は地球に転生出来る。

他の者達も皆転生が可能になるんだ。

マナの壺は現在地底に住む原住民達が隠し持っている、入り口は現在君達がレムリアと呼んでいる大陸にある。そこから入りマナの壺を取り返すんだ!そして魂を統合させ決着は健、本来君の住む時代で着けるんだ!

そして君達はこの世界で魂の揺らぎを大きくするのが役目だよ?そうすれば健の住む時代に転生出来る、健を一人で戦わせたくないならそう…………」



「ムフ、ムフ、ムフフフ」


「久美!健を」


「解った……え?早い!」


デケデン、テッテテレテレ♪

デケデン、テッテテレテレ♪

デケデン、テッテテレテレテレテレテレ♪

チャーン、チャーン、チャーン、チャーン♪


「ト○ンザム!」


アーアアー♪アーアアー♪

アーアアー♪アーアアー♪


「何でここでト○ンザムになるのよ!」


「私達が転生して健様の時代で再び逢える事が解ったからでは?」


「そんな事でト○ンザムするの?」


「多分健様の時代では様々な衣服があるからコスプレと言うのがし放題だからでしょう」



「ムハハハハハ!その通りだヨヨヨヨヨン

スケスケネグリジェを着て貰おうかーーーー!

極薄ベージュの穴あきパンスト付でーーー!」



「あー……これは駄目だね……ナンナ、イシュタル、覚悟しておいた方がいいよ……」


「しかたありませんね……」


「お父様とするのは久しぶりです♪」


本体が変態だったルチーナであった……



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