物語の持つ二面性を見事に描き分けた傑作です。物語の冒頭に描かれる風景と、エンディングに描かれるそれは全く異なっているのに、驚くほど見事な一致によってストーリーが完成しているのは、さすがの一言。何を言っているんだ、こいつは? と思うならば、是非読んでいただきたい。きっと、僕が何を言いたかったのか、読み終えたあときっとわかるはず。小さな生命が紡ぐ物語を是非、体感してみて下さい。
前編から与えられる設定イメージと後編を読んだ時の種明かし、文章的にも引き込まれる素晴らしいものでした。その文章によって物語の臨場感や切なさ、テーマ性がガンガン響いてきて涙があふれてきました。
毎回心に響く物語で、楽しませております。 自分は個人的に作者様に思い入れがあるから誉めてしまうのかと、少々気にかかってましたが、他の人に読んでもらっても、好評価でしたので、確かにオススメできる作品ですね。 前後編の良さが、効果的に作用して、後編からの物語が深みをまして、とても読んでいて感情が揺さぶられました。 今回は、家族みんなで読みたい素敵な物語になっていて、是非とも子供と一緒に読みたいと思いました。