神に愛された彼女2


 彼女の姿を見るだけで目から光は失われ視覚を奪われる。

 彼女がそこに居るだけで身体は捻れ意思とは関係なく彼女の方へ引っ張られる。

 彼女の前を通った者は神々しい光に焼かれ端に倒れる。

 彼女が息を吸う瞬間、皆は息を止め、鼓動を止めた。

 


 彼女が通った道を誰も振り返ることは出来ない。誰も彼女を止められない。

 彼女は年齢問わず、男女問わず愛され続けた。


 神に愛された彼女は神すらも彼女の虜だった。

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