第152話 理性と本能
こんなに叫んでしまいたいのに
くだらない理性が邪魔をして
もうどうにでもなれなんて
思うのに歯止めがかかる
なんてつまらない人生だ
無意識にかかるブレーキなんて
常識も当たり前もぶち壊して
裸のまま生きられればいいのに
こんなに壊れた本能じゃ
何が普通かも分からない
それでも普通を装うのは
きっとあたしに刻まれた弱さ
ねえ誰か壊してよ
ぬるま湯みたいな現実を
ヒリヒリ痛むその皮膚に
容赦なく爪を食い込ませ
ねえ誰か壊してよ
ガチガチに固めたウソの顔
引き剝がして血が流れても
素顔ならきっと笑っていられるから
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