第27話 ショートケーキ
あるとき夜空を流れてきた星に命が宿り
この世界に祝福されるべき生命が生まれ落ちた
それはたくさんの偶然が重なった必然で
与えられた命に僕らは戸惑いつつ歓喜する
ここにある一つ一つの命が奇跡と言うのなら
その奇跡をこの手に掴むため僕たちは祈るだろう
幸せの象徴みたいな顔したショートケーキの
幸せの味を噛みしめながら僕は空を見ている
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