第20話 円い空

手の中のビー玉 青空に透かして

映り込んだ雲 目の端に流れた

淡い緑色 空と混じり合い

物悲しい夢 はじけて消えた

限りないものは どこか寂しくて

ちっぽけな宇宙 強く握りしめた

涙みたいだと かすかに笑う

閉じ込めたのは ただ円い空

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