第1-8話 立ち向かう度に、人は少し強くなる

「ゴメン! 勝てなかった」

「いや相手が卑怯なこともしたんだし、なあ梓さん」

「・・・‥・負けは負け。二勝しなければならないのに、貴方は負けたのよ。初心者の大吾さんが控えているというのに、負けた」


梓は予想以上に冷たい声で、見下すような冷たい視線を浴びせながら淡々と話している。

大吾は予想外だった。

何だかんだ良いながら許してくれているものだと思っていたし、大吾は既に気持ちとしては仲間として受入れているのだ。

だが、梓の態度はとてもじゃないがそう思わせないものだ。



「取り敢ず負け犬は下がってなさい。さて大吾さん、貴方の出番よ。大丈夫? 抱きしめながら良い子良い子しましょうか?」

「俺なら勝てるって言ってくれてなかったっけ?」

「ええ勝てるわ。でも、緊張してたら何処ぞの雌犬、あら、失礼。雄犬みたいになってしまうじゃない」

「だから女だってば! いや言う権利は無いかもだけど・・・ いやオレの性別なんだから言う権利はあるよね!?」


もしかしたら梓なりの励まし方だったのかも知れない、そう思うと梓の行いが可愛らしく思えたが、大吾はそれよりも目の前の勝負へのプレッシャーに徐々に感じてそれどころでは無くなっていた。

何もしていない手は震え始め、膝も笑い、熱いと思わないのに汗をドンドンかいていく。

これで負ければ3人の女の子の人生を壊してしまうかも知れない。

そう思うと責任重大であった。


「大丈夫よ。いつも通りにやれば大丈夫」

「うわ、耳元で囁くように、頭を撫でられながらとか何で戦うだけでご褒美貰えるのさダイゴ君は」

「いけない、忘れてたわ。雄犬をこの炎天下の中、外に繋いでおかないと」

「だから女だってば!」

「でも犬なんだから外に繋がないと」

「ぐっ、それはそれでちょっとご褒美かもと思えてしまう自分の性癖が憎い・・・」


苦笑いをしているうちに大吾は震えが少し止っていることに気付いた。

やるしかない、と腹を括る気で台に座り、お金を投入しようとした直後、


「なあ、こっちもキャラ変えないといけないんだけどさ、勝ったのにまた百円払えって理不尽じゃね? そっちが今から入れてこっちのキャラ潰した後に百円こっちにくれよ」

「えっ、は? だってゲームするのは同じだろ」

「だから、勝ってるのに何で払わないといけないんだって。百円ぐらいは払えってのボンクラ!」


理不尽な気がしたが、これに関しては梓も特に口を出さなかったのと、勢いに負けた大吾は百円玉を投げて渡した。

鼻で笑う相手はゲスそうな表情で舌打ちをした。

理不尽極まり無いと感じながら大きく息を吸い、シュウを選択。

動かないアレクを攻撃して倒すと、相手も乱入をしてきた。

ついに、大吾の出番となった。

相手の選んだキャラは・・・


「あら、ライガなの。これは・・・ 追風ね」


梓も使うライガであった。

梓はそれにほくそ笑み、より勝利を確信したようだったが、逆に大吾は散々梓にやられたせいで勝てるイメージが生まれにくくなっていた。

大きく息を吹き、首を一周させると大吾は強く画面を睨んだ。

FIGHT!

が画面に出ると同時にシュウはジャンプを行いライガに攻めかかった。

が、ジャンプ蹴りをライガは​​​飛龍拳で無敵を利用した迎撃を行い、シュウは逆に吹っ飛ばされてしまった。


「ぐっ!」

「はっ! 見通しが甘いんだよ! 雑魚雑魚ざ〜〜こ!」


シュウは地面に付きそうなタイミングでボタンを押して受身を取り、直ぐさまに立上がると、​ウィンドウショットを撃ちだして牽制を行うがまるで読んでいたかのようにライガはジャンプで飛越えて逆にジャンプ蹴りを当てられると、着地と同時に踏込むような重そうなパンチが繰出された。

それが当ると瞬時に飛龍拳で打上げられた。

基礎コンでもあるが、ダメージが大きいのが特長でもあるライガな為、シュウには焦りが生まれそうなものだ。

また受身を取るとシュウは再度ウィンドウショットを撃ち出した。

今度は流石にライガはジャンプをしていなかったが、​雷撃刃で相殺した。

続けざまに​雷撃刃を連発してくるので大吾もウィンドウショットで応戦し、三度目の相殺の後に前ジャンプで距離を縮めた。

シュウが近付いたにも関わらず、ライガは雷撃刃を撃ち続け、応戦する為にシュウはウィンドウショットで撃ち返し相殺し続けた。

まだライフに余裕があるとは言え、状況はかなり悪い。

三度目に再度前ジャンプで飛越えようとしたが、そのタイミングではライガは雷撃刃を撃ち出していなかった。

そこを再度飛龍拳で打ち落され、受身を取って立上がるとまた距離は振り出しに戻ってしまっていた。


「・・・覇王の時もだけど、大吾さんも自分のプレイが出来てないじゃない」

「オレはともかくとして、と言うかダメだけど、ダイゴ君は流石に仕方がないんじゃないかな?」

「一人ごとに入らないでくれるかしら負け犬さん」

「わふん」


勝負はまた飛び道具の撃ち合いとなっていたが、お互いの心情が違う。

相手の男はライフに大きく有利な状態の為、このまま進んでいても時間切れで勝利を収めることが出来る。

対して大吾はこのまま行けば負けてしまう為、どこかで攻めなければならないのが確定している。

そしてそれが何度も返されてしまっていることから攻めづらさを精神的に刻まれてしまっている。

それでも攻めなければならないという状況はより焦りを生み、無理な攻めを行いやすくなってしまう。

そしてそういう焦りは操作ミスを誘発してしまう。


「あっ!」

「ばっか野郎があっりがっとさ〜ん!」


シュウはウィンドウショットを出さず、パンチを繰出した御陰で雷神刃を受けてしまった。

コマンドとは違うミス、タメ時間を見誤るというミスが発生してしまう。

コマンドと違ってやっている本人は納得し辛いミスでそれがまた苛々を募らせ、焦りを生み、また操作ミスを引き起す。

この悪循環により、また操作ミスを産み出し続け・・・

K.O.!!

シュウのライフはゼロとなり、ライガが勝利を喜ぶように腕を高々と掲げた。


「(ヤバイヤバイヤバイヤバイ! 何も出来なかった。これじゃ次だって…)」

「かかっ、弱えぇー!! こらゃあの澄まし顔お嬢様のアヘ顔は俺のもんだな!」


不意に肩に重みを感じると、振り返る暇なく、顔の真横に梓の顔が現れた。

危なく振り返ろうとして、その頬に口づけをしてしまいそうになった。


「随分アグレッシブルね。それは負け犬さんにやってもらいたかったプレイよ」

「そこでディスる!?オレをディスる!?ダイゴ君じゃなくてオレを!?」

「それで大吾さんは、そんな積極的な殿方だったかしら?」


それだけ言うと梓は下がって行った。

ここ1週間、大吾がやってきたのはひたすらに梓と由貴に負け続けることだった。

最近では慣れてきたのか負けるまでの早さに時間がかかるようになってきたが、勝てた試しはない。

何度もめくられ、何度も投げられ、何度もコンボを決められて。

嫌にもなったし、辞めたいとも思ったりもした。

けど大吾はやめなかったのは。そこまで本気でもなかったからだった。

惰性、と呼ばれるような感情と、可愛い美少女と呼んでも差し支えない子との接点は男としては簡単には捨てられない。

最も、それが恋愛に発展するとは考えてないし、今もからかわれていると思う大吾には無縁の感情でもあるのだが。

そうやって負け続けて、何を得たのだろうか? と思案しようと思った矢先に

FIGHT!

の音声で戦闘が始まってしまった。

開幕いきなりのジャンプキックを仕掛けてきたライガに対し、シュウはウィンドウショットを選択していた為、見事に蹴られてそのまま先ほど同様、重そうなパンチからの飛龍拳で打ち上げられる。


「(ダメだ勝てない… 何で梓さんは俺が勝てるって思ってるんだよ。だいたい梓さんたちにも全く勝ててない所かパーフェクト負けだって当たり前なのに)」


ひどい時には10秒もかからずに敗北していた。

後半は30秒ぐらいは持つようにはなっていたが、その全てが負け。

パーフェクト負けだって未だに多いぐらいだ。


「(いや待て。キャラのライフの量は変わらないし、同じようにパーフェクト負けはしてるのに20秒も時間が持つ理由は… あっ、ガード!)」


長引いた理由、それは守り続けていたからだ。

ガードは上段中段下段、立ちしゃがみでヒットするかしないかと言うもの。

ヒットしなければダメージは無く、場合によってはチャンスにもなる。

そう言えば梓や由貴とやる時は殆ど攻撃ボタンが押せないぐらいに圧倒されるか、押したタイミングでカウンターをもらって負けていた。

ともすれば、攻撃しなければもっと耐えられるのではないか。

大吾はシュウが起き上がるとバックステップで距離を取り、それからウィンドウショットを撃った。

起き上がると同時で無くて距離があるのでライガも先ほどみたいにいきなりは飛び込めない。

雷撃刃で応戦して来る定番の方法だ。


「このままじゃダイゴ君ジリ貧だよ。どうしたらいいんだろう…」

「大丈夫よ。だって相手、お猿さんなんだもの」


梓の言葉に由貴はキョトンとした。

いや、お猿さんと言う表現自体は理解している。

性欲が前面で騒いで五月蝿い面倒な奴に対して使ったりする言葉だし、相手の男はまさしくそのタイプだ。

でも、それの何が大丈夫なのだろうか? と由貴は怪訝そうに眉をひそめた。

雷撃刃とウィンドウショットが3度目に入る瞬間、ライガは飛び上がりまたジャンプキックを繰り出そうとしていた。

が、シュウはしゃがみ状態でウィンドウショットを出していない。


「『見る』っていつ一点は動体視力の良い大吾さんだけの武器なのよね」

「じゃ、ジャンプ以降フレを見たってこと!?」

「それは人としておかしいでしょう。ああ、ごめんなさい、雄犬なのだから人としてと言われても分からないわよね。オチンチンでもしながら待ってないさい」

「人だから!オレも人だから! でもちょっとそのチンチンして待てはそそるものを感じる自分が情けない…」


飛び上がったライガをシュウはハイキックからのウィンターシュガーキックで迎撃し、起き上がりに合わせるようにウィンドウショットを打ち出す。

この時点でライフは殆ど互角と言える。

いや僅かながらシュウの方が優勢にも見える。

そうなれば待ちの強いシュウは逃げ切るための戦術は豊富であり、それが自然の相手へプレッシャーを与えることになる。

最も、それは使い手が一定以上の実力者であることが必要条件となるが。

ある対戦相手は1万を超えるポイントに対し、大吾は初心者で1000にも満たない。

プレッシャーにはなり得ない戦闘力の差、とも言える。

雷撃刃とウィンドウショットの撃ち合いに戻ると、タメ終えたと同時に撃っているとは言い難い大吾のシュウよりも回転が早いライガ。

自然と飛び道具がシュウによって行く。

しかし、これは危険そう、となる、前段階で大吾は安全に垂直ジャンプして避ける。

着地にウィンドウショットで打ち消し、また撃ち合いに。

技ならガードしても削れるのだが、それさえ許さないので相手はジリ貧となって行く。

故に少しずつ、回転数が早いことを生かして何発か撃ち込んだら前にステップ、何発か撃ち込んだら前にステップを繰り返してシュウに近づく。

タイミングを見計らって前ジャンプ。

しかし、少し遠かったのかシュウはウィンドウショットを撃ち出して硬直をしていたがガードが間に合った。

相手の男としては当ててそのまま逆転させたかったらところだが、近付けばまだ勝てると踏んでいた。

下段と中段の択を押し付けるだけで大概勝てるからだ。

まずは様子見と言わんばかりにしゃがみキックを繰り出す。


「おっ、ダイゴ君余裕のガード」

「まあシュウならしゃがみガードは基本状態に近いし、これはね」


そこから2、3打撃をかぶせるが、どれもガードされて削られることもなかった。

続いてとでも大きく振りかぶり、打ちおろすようなパンチを繰り出してきた。

これはライガが持つ、地上で使える中段技。

とても大きく振りかぶる分出るまでに時間がかかるが、慣れていないと中段攻撃が来る!っと思った頃には当てられてしまうのだ。

だが、


「これも私に散々やられたものね」

「最近のダイゴ君はすっごく硬いからね。まだ詰めが甘いけど」

「硬いと言うより、動体視力が良いみたいなのよね。挙動さえ覚えられればどのキャラが相手でも硬いんじゃないかしら」


下段、中段と男は何度も揺さぶり、択を仕掛けているが全てガードされてしまう。

大吾からしたら、見たらわかるのに何が択一なのか理解ができないであろう。

実際、強者である梓も攻め込む時は容赦なくめくったり、分からないであろうコンビネーション、攻撃を途中でも中断してニュートラルポーズに戻るプレイキャンセルを交えて行い見てからでは間に合わないとか分からないのうにして倒している。

逆に言えばそこまでやらないと、倒し辛い相手なのだ。

そんな相手に、単純に始動を下段か中段か分けた所で当たるはずも無い。


「まあこれだけガード出来るのもライガ相手だけでしょうけど」

「何で?」

「私との対戦経験数よ。負け犬さんとはやる時は投げだったりでガードだけじゃ乗り切れないけど、ライガ相手にはひたすら耐えるってことを結構やってたから」

「動きを理解しているってことか。オレもうろ覚えの中段とか分からなくて食らうけど、よく食らうのはガードできるから、そんな感じか。といつか負け犬さんってオレだよね? それオレだよね?」


垂直にジャンプしてきたライガにはジャンプ途中の段階からハイキックで迎撃した上にウィンターシュガーキックを見舞い、アドバンテージをより得ていった。

時間がかかるのでタイムアップが近付き、今度は相手の男が焦り出す。

何度かウィンターシュガーキックを受けているのでライフの差も歴然。

堅実なスタイルで攻め込むメリットを持たない。

故にリードを取られると相手は攻め込まなくてはならなくなる。

先ほどのラウンドとは真逆の立場となっていた。


「(そうだ。梓さんとやってると、攻められないからひたすらガードする羽目になるんだった。キャラが同じお陰で動作もわかるし、これが試合前に言っていた追い風、ってことなのか)」


いつもの戦い方、それは攻められないが故に守勢に回る、待ちのスタイル。

キャラ性能上も待ちに適している上に上級者との経験、本人の動体視力(センス)が全て複合し、大吾はゲーセンでやれば数千ポイントぐらいなら稼げるようにはなっている。

最も、それはライガが相手に限り、となる。

他のキャラは挙動はあまり分かっていないし、唯一ある程度知るピーチは固まってると投げられてしまうので完璧に対応できるとは言えないからだ。

しかし、今現在の相手はライガ。


「クソが!」


何度目にもなる下段中段の択一を塞がれた彼は後ろに目配せをした。

男2人がアイコンタクトを取るとおもむろに足を上げる。

シュウに下段を仕掛けようとしたタイミングで2人が筐体を思いっきり蹴り、筐体をズラすぐらいに揺らした。

が、大吾はそれでもガードが崩れなかった。

寧ろ思ったよりズレたのか、相手が押し損ない、その隙にウィンターシュガーキックで切り返しを繰り出していた。

その一撃が最後となり、ライガはスローになりながら空を飛んで倒れた。

今度はライガが勝利を喜び片腕を突き上げている。


「ふぅ」

「クソが!!クソ初心者がサブいプレーしてねぇで前出て来いやコラァ!! 卑怯なプレイしてんじゃねぇぞ!」


男が大吾に向かって吠え立てているが、大吾はキョトンとして。


「え? でもこれ梓さんはこれでも殆どパーフェクトで俺を倒すよ? 強いんなら出来るでしょ? 寧ろ卑怯なことしたのそっちだし」

「はああぁぁぁ!! ざっけんなし!!」


これは大吾が純粋に疑問に思ったが故に口をついた言葉だった。

勝ったことがない彼にとって、この戦い方だろうが何だろうが、攻略されると思っている。

故に卑怯と言われても汚いと言われても、攻略すればいいんじゃないの?と思ってしまう。

と言うよりもゲーム本体を蹴って相手にミスさせようとしていることの方がよっぽど卑怯な事ではないのか、とさえ思うし、実際に口に出してしまっている。

勿論ゲームの世界において、待ち戦法も逃げ戦法も戦術スタイルであってそれを卑怯と罵るのは自分が勝てないからと言う人が多い。

寧ろ上位の人ほどそんなこもは言わないものだ。

大吾は初心者故にそんな事さえ思わず、この人は何を言っているんだろうか?と言う疑問しか浮かばないのだ。

そんな態度の大吾を見て、相手は馬鹿にされている、舐められていると感じているのかかなり激昂しているようだ。

仲間の2人もそれを押えるつもりが無いのか、後ろでニタニタと笑っている。

怖がらせて縮こまらせようって考えなのかも知れないが、大吾も大吾でまだ学生のような彼らを特別怖がることも無かった。

特に、2人ほど歳下の女の子がいる手前、自分が守らないといけない立場だとも思うせいか一層相手が子供っぽく見えているだけだった。

よく分らないけど、大変そうだな、彼らも。

大吾の思った感想は、たったそれだけだった。

馬鹿にしているのでは無く、舐めているのでは無く、子供なのだな、とだけ。


「やれば出来るじゃない大吾さん。しっかりガード出来てるわ」

「いや凄すぎでしょ。2ラウンド目丸々ガード崩れなかったしさ。いや、相手も単調気味だったけど、それでもよく中下段択読切ったね。オレ、そのコツ教えて欲しいんだけど」

「読切ったと言うか、見ただけだよ。しゃがんだら下段だし、手を振上げたりジャンプしたら中段だし」


梓と由貴は顔を見合わせた後、由貴は困り顔で、梓は微笑みながら大吾へと向き直った。


「いやダイゴ君。それが出来れば何も聞かないから」

「本当によく見える眼だこと。私がパンチラしたら逃さずに見そうね。ああ、でもパンチラは期待しちゃダメよ? だって、履いてないから出来ないし」

「履いてないの!? ちょ、木辛それオレに確かめさせてよ!!」

「・・・この性犯罪者犬は。躾がなってないようね。ちょっと時速80kmのトラックに1度ぶつけて矯正しましょうか」

「それ死ぬやつ! 運とかそう言う次元でも助からない死ぬやつ!!」


そんな2人のやり取りは大吾には安心して見ていられるものではあった。

最終ラウンドとなる3ラウンドを行う為に画面が切り替った。

両者のキャラが、シュウとライガが相対して向合っている。


「そうしたら頑張ってね大吾さん。勝てたらご褒美、それも特上のを上げるわよ」

「出来たら希望制にして欲しいんだけどな」

「あら、子作り希望?」

「・・・取り敢ず下がってね。結構集中しないと出来ないからさ」

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