みんな同じ星の下で

遠い遠い高い高い山の雪がやがて溶けて

小さな小川を作りやがて大地を潤すように

全ては繋がっているんだよ ひとつなんだよ


あの青い青い空をごらん

何処までも真っ青で果てがなくて

あの流れる雲たちにどこにも壁はないよ


あの青い青い海をごらん

キラキラ日の光を反射して美しい

海の向こうへ漕ぎ出せば世界を巡ってまたここに戻ってくるよ


ずっとずっと向こうの

ずっとずっと向こうは

ありふれた見慣れたこの場所なんだ


たった一つの地球

同じ一つの大きな光を受けて

誰もが思いやれる心を持っている


何処だって

晴れたり

曇ったり

雨だったり


風が吹いて

星が瞬いて

同じ大地の上で


山の上で

丘の上で

崖の上で

街の中で


続いていく

歴史の上を

歩幅は違っても

みんな同じ舞台の上で


花が咲いて

葉っぱが揺れて

木陰の下で

みんなでお昼ね


風がみんなを繋いでいくよ

バラバラだった心を同じ方向へ

争いの種を許しのシャワーで溶かしていこう

仲良しの種に変えていこう


みんなみんな同じお日様の下

みんなみんな同じ青空の下

みんなみんな同じ大地の上

誰かが笑えば伝わっていく

笑顔の輪が繋がっていく


誰かが特別なんかじゃなくて

みんなが特別なんだ

それぞれがそれぞれの力を生かしあって

そこには不平も不満も生まれない


マイナスの想いもやがては満たされていく

プラスの想いに包まれていく

そうして最初のゼロに戻った時に

新しい道が目の前に開けている


光り輝く新しい道が

待ちくたびれたみたいに笑って待っている

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