真昼の月
青い青い空に紛れて
白い白い雲に混じって
お月様が笑ってる
薄ぼんやりとそこに居る
真昼の月は淋しそう
誰からも構ってもらえずに
場違いな空気ににじんでる
お日様は違う所で知らんぷり
本当はいつも空に居るんだよね
いつもは青空の彼方に隠れてる
たまにこうして顔を出すのは
もしかして僕が心配だったから?
のどかなのどかな昼下がり
時間の止まったお茶の時間
そして君を見つけた僕は
何だか少し得をした気持ちになったんだ
紅茶を一口
心の中に満ちる甘い気持ち
何も言わずに空を見上げたら
何も思わずに空を見上げたら
青い青い空の中に一人
白い白い空の中に一人
まるで僕みたいだね
とびきりの自由を満喫しているね
手を伸ばせば届きそうな
そんなはるか彼方の景色
ずっと何も掴めずに居る
月はただ静かに笑っている
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