循環する世界

ずっと ずっと

世界は美しかった

私たちが産まれる以前から

空は空として

海は海として

山は山として

川は川として

緑は緑として

生命満ち溢れる調和の世界が広がっていた


人も

人すらも

かつてはその調和の中に居た

今でもその輪の中に居るはずだった

未開の地にわずかに残るその片鱗

文明人は野蛮だと一笑に付すけれど


人は結局人だけで寄り添いあい

なびかぬものを排除して来た結果

人以外の未来を考えなくなっていた

身近なもの以外の幸せを

その歪みが今世界を歪ませている


調和を失ったものは

永遠を生きる事が出来ない

循環の中でのみ

永遠はその性質を発揮する

輪の中から弾かれたものは

やがてただ消耗していくばかり


まだ間に合うと思ってる?

何も行動すらしていないのに?

楽観と無責任を勘違いしないように

せめて出来る事から行動を始めないと


昔の寓話じゃないけれど

人の心は弱いから

いつだって自分以外のせいにしてしまうから

あと少しの猶予期間

しっかり心を引き締めていこう

尊敬できる人を見つけて

その人にしっかりついていこう


安易に情報に踊らされる事無く

しっかりした信念を持って

何より明日の世界のために

この世界の歪みを少しでも

本来の姿に戻すために


本来の光り輝く調和の輪に戻すために

もう一度新しい朝を迎えるために

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