輝ける天空を仰いで

星降る夜のオルゴオル

キラリキラリとまたたいて

ステキな旋律奏でているよ

静かな静かな静かな夜に

星座たちが語りかけてくるような夜に


空を飾る沢山の光の粒たち

それぞれがかつての輝きを

この星に届くまでどんな冒険を

私たちの目を楽しませてくれて有難う

小さな光たちは無邪気に笑うよ


星々の海に浮かぶ私たち

彼らに私たちの事が伝わるかしら

かつて試したいくつかの試みも

この星の海に溺れて沈んでいくのかしら

もしも願いが叶うのならば


星空に向かって吼えるのは

やっぱり狼が似合います

一人ぼっちで泣いているの

孤独の寂しさに耐えられないの

わおおん わおおん わおおおん

月夜に吼える孤高の戦士


ずっとずっと見上げても

一向星は流れません

冷たい風がまとわりついて

家に帰れと囁くようで

願いは今宵も叶わぬままで


それでもね

それでも

夜の空気はいいものです

幻想の森から漏れ出した透明なものが

私の心を殊更クリアにしてくれます


天空飾る星々の輝きは

まるでそれぞれが会話しているみたい

もし宜しければ私も混ぜていただけないかしら

宇宙規模の壮大な井戸端会議を

せめてこっそり聞かせてくれないかしら

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