にゃべ♪の日々詩集

幸せの道

幸せの道はどこか遠くにあるんじゃない

例え霧に隠れて霞の奥にぼやけていても

今歩き始める一歩がそこに繋がっている

お天道様に愛されて

お月様に愛されて

大地に愛されて

風に愛されて

両親に愛されて

友達に愛されて

獣たちに愛されて

木々たちに愛されて

光に満ちたこの地に

愛に満たされたこの地に

あなたは立っている

あなたは呼吸している

神々の喜びの中に居る

喜び喜び嬉し楽し

あなたは幸せの中に居る

何も感じないでしょう

心がとても平穏でしょう

過去を悔やみ先を不安に感じたりもするけれど

明日すぐ食べるのに困る訳でなし

明日戦争に巻き込まれる訳でなし

いつもの日常が続いていくのでしょう

特別なイベントもないし

急に不慮の出来事が襲う事もない

足元に広がる幸せの粒子にあなたは気付かないでしょう

ただの平穏より多くの幸せを求めるでしょう

いつか望みが叶っても更に多くの望みを持つでしょう

幸せとは満たされた心の状態

飢えた心を満たせるのは欲望ではなくて

真に慈愛に満ちた暖かい愛だけ

全てを包み込み安らぎで満たしてくれる愛だけ

本当はね 誰もが幸せの中に居る

この世界は幸せと言う海に浮かぶ小さな小島

心が満たされた分だけ大きな愛に気付く事が出来るの

この世界を構成する愛と言う名の光を

偽りの知識を身につけるたびに見えなくなってしまうけれど

ね 子供の頃の純粋な心で

この世界を素直に見渡してみて

幸せな内にその幸せに気付いて

いつも気付くのは失った後だけど

そうなってしまっては感謝するのも遅いかもしれないから

一歩一歩人生を歩いていく

目の前が例え深い霧で何も見えなくても

一筋の光があなたを導いているよ

幸せはいつもあなたを抱きしめているよ