第41話 タロット占い

「今、お店のみんなで占いしてる。わたしは怖いよ。未来をみることが」

「何占いしてるの?」

「タロット」

「誰か占いできるんだ」

「スタッフさん」

「占ってもらえば?」

「やだ。ひとりで漫画読んでる。未来なんて怖くてみれない」

「そうなんだ」

「カードはどうやってだすんだろう」

(カードを出す?どうやって?占いじゃないのか?手品か?)

「手品なの?」

「占いだよ、手品じゃないよー!」

「カードを出すってなに?」

「カードを取り出して占いするんじゃないのかなー?」

(何を言っているんだろう…)

「タロットを引いて絵柄で占うんでしょ」

「そうなんだ、みてないからしらない。じゃあさ、そいつが全部変なカードにしてたら何を引いても悪い方へいくね、キミの運は悪いよとか」

(随分、ザックリした占いだな)

「いや…占いでインチキって…まぁ、それ自体が適当だと思うよ」

「だよね、そうだと思う。だからさすがにやだよね」

(日本語が…おかしくなってきたな)

「ちょっと口が上手ければ、大概は自分から悩んでること話してるんだよ。それを当てられたとか思っちゃうんだよ」

「占いは気にしないことにするよ、おやすみ」


(あっ…結局やってもらったんだな…そしてロクなこと言われなかったんだ…たぶん)

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