第1499話「マグロの怪異・リターンズ/3」
午前四時の町。
ブルーピーコック女子大生とパイナップルランチャー女子大生が現れた。
マグロの怪異は前回(一般人が想定する現在から一番近い過去の回を指す言葉。本エピソードにおいて具体的には第666話「その夜」から668話「ダイジェスト版解決編」を指す)よりもずっと勝利に向けて万全の準備を整えていたので、自らの躍進を阻む存在となった女子大生たちを事前に戦えない状態にしていた。パンジャンドラム女子大生は落単の数について大学事務から詰められており、お嬢様風日傘仕込み銃女子大生は血を飲まなかったことで鉄分不足に陥り暴走、神火飛鴉女子大生は脚の出しすぎで警察に指導されている。よって今回、強化されたマグロの怪異に立ち向かえるのは前回戦わなかったブルーピーコック女子大生とパイナップルランチャー女子大生なのだった。
故にいきなりニワトリを送り、空中から落下させ、とにかくすごい爆殺力のブルーピーコックを使っての瞬殺を狙ったのである。
核地雷が爆発し、町を土煙が覆った。
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