午前四時のSHIBUYA SKY。

しょぼくれた様子のレールガン女子高生が現れた。

レールガン女子高生はアンチマテリアルライフル女子高生（一般人が想定する対物ライフルを扱う女子高生を指す言葉。高校外からの依頼を受けることが許可されている）よりもずっと展望台は高ければ高い方が楽しいと思っていたのでアンチマテリアルライフル女子高生の姿を見かけて楽しませるために階数を増やしたのだが、まさか彼女の仕事を邪魔する結果になるとは思わなかったのだ。すっかり落ち込んだ様子のレールガン女子高生に、アンチマテリアルライフル女子高生は強く当たりすぎたかと内心で反省する。そこで、逃がした標的の痕跡を見つけてくれたらいいよ、と提案した。

なのでいきなり長いレールガンを持った女子高生はとにかくすごい攻撃で人工文化の居所を突き止めた。

稼ぎがなくなって三百人委員会は破綻し、世界は少しだけ平和になった。