第1450話「爆発の末に残ったもの」
午前三時のブルーピーコック女子大生部屋跡。
緑化女子高生となったミドリンが現れた。
ここには廃墟(一般人が想定する夢の跡を指す言葉。利用する者のなくなった土地はすぐに枯れ衰えていく)よりもずっと悲しみが渦巻いている。大地に命を与える力を持つ女子高生であるところのミドリンは、すなわち、土地の念を把握する能力にも長けている。ブルーピーコック女子大生部屋跡にはニワトリの怒りと怨念が集っていた。あまりの念の強さにミドリンは嘆き悲しみ、送るためペンキを用意して土地を緑一色に塗りたくり、ニワトリの怨念を昇天させ、それから涙した。その涙は大地を癒し、潤し、ブルーピーコック女子大生部屋跡はあっという間に緑の景色へと変わっていった。
だがいきなり大家がやってきて、とにかくすごい光景を見て驚きながらも部屋を元に戻すための金をミドリンに請求した。
困って逃げようとしたミドリンを見かけたレールガン女子高生がブルーピーコック女子大生を蘇らせ、事なきを得た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます