第1450話「爆発の末に残ったもの」

午前三時のブルーピーコック女子大生部屋跡。

緑化女子高生となったミドリンが現れた。

ここには廃墟(一般人が想定する夢の跡を指す言葉。利用する者のなくなった土地はすぐに枯れ衰えていく)よりもずっと悲しみが渦巻いている。大地に命を与える力を持つ女子高生であるところのミドリンは、すなわち、土地の念を把握する能力にも長けている。ブルーピーコック女子大生部屋跡にはニワトリの怒りと怨念が集っていた。あまりの念の強さにミドリンは嘆き悲しみ、送るためペンキを用意して土地を緑一色に塗りたくり、ニワトリの怨念を昇天させ、それから涙した。その涙は大地を癒し、潤し、ブルーピーコック女子大生部屋跡はあっという間に緑の景色へと変わっていった。

だがいきなり大家がやってきて、とにかくすごい光景を見て驚きながらも部屋を元に戻すための金をミドリンに請求した。

困って逃げようとしたミドリンを見かけたレールガン女子高生がブルーピーコック女子大生を蘇らせ、事なきを得た。

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