午後一時の海。

緑化女子高生ミドリンが現れた。

緑化怪人ミドリンは己が一族の緑化（ミドリンを名乗る一族が想定するあらゆるものに緑のペンキを塗りたくる行為を指す言葉。自然を豊かにする行いではない）よりもずっと正しい意味での緑化を成功させたため、報酬として女子高生となった。緑化女子高生は変化過程も含めて女子高生としては特殊なカテゴリに分類され、兵器女子高生でも半兵器女子高生でも一般女子高生でもなかったが、元々怪人だったこともあり特に疎外感など感じることもなく、そもそも女子高生として世間一般に認知されることもなく、自由気ままに海水浴場まで出掛けるなどしていた。

だがいきなりブレードビームライフルを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい観察眼で彼女が女子高生であることを見抜き通報した。

ミドリンは警官隊に囲まれ、訳も分からず連行されていった。

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