第1398話「マグロ」
午後十時のホテル。
マグロが現れた。
シャケはマグロ(一般人が想定するスズキ目サバ亜目サバ科マグロ属の魚を指す言葉。また、魚市場で競りにかけられるマグロの様子から、何らかの事情で横たわったまま動かない人間を指す場合もある)よりもずっと夜に不慣れだったので、マグロに誘導してほしかったのだが、マグロはマグロだったのでシャケはなりふり構わず頑張るしかなかった。体格差もあるのでなかなか夜は捗らず、最終的に3年前の曲までしか入っていないカラオケで遊ぶ始末である。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で活動力を与えた。
熱い身体がベッドの上で跳ね回る。
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