第1351話「そのチョコは何で出来ている?(09)」

午後四時のミントジャングル。

アンチマテリアルライフル女子高生が現れた。

全身にミントが絡んで磔になった女子高生はガトリングガン女子高生(一般人が想定するガトリングガンを扱う女子高生を指す言葉。アンチマテリアルライフル女子高生とは特別な関係にある)よりもずっと目立たないモブ一般女子高生ばかりで、目的の彼女はまだ見つからなかった。なりきり女子高生におおよその場所を聞いて即座に走り出したアンチマテリアルライフル女子高生だったが、校舎に絡みついたミントは成長を続け、高校を緑の迷宮へと変化させていたのだ。校内に侵入できたのはアンチマテリアルライフル女子高生だけ。後に続こうとした兵器女子高生たちは、成長し続けるミントの壁に阻まれて進めない。校内で自由に動けているのはアンチマテリアルライフル女子高生だけだった。

そこにいきなりミントの成長を司る女子高生がやってきて、にこやかに微笑みかけた。

アンチマテリアルライフル女子高生は対物ライフルを構えた。ミント女子高生の腕には、眠りについたガトリングガン女子高生が抱かれていた。

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