第1345話「そのチョコは何で出来ている?(03)」
午前八時のグラウンド。
ブランダーバスを振りかざす女子高生が現れた。
ブランダーバス女子高生の持つブランダーバスは黙示録のラッパ吹き(一般人が想定するヨハネの黙示録に記されるラッパを与えられた神の御使いを指す言葉。それはいつか終末を告げる音)よりもずっと危険な何かと化していた。つまりブランダーバスを撃ち鳴らすたび特定事象の三分の一を破壊せしめる概念兵器。バレンタインデーに撃てば本日渡される予定のチョコのうち、三分の一が破壊されてしまうのである。ブランダーバス女子高生は、恋人たちの日の景気づけに一発、といった意気込みでブランダーバスを撃とうとしていた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でブランダーバスの調子を悪くした。
ブランダーバス女子高生はため息を吐いた。
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