第1340話「優先度と欲望」

午後六時のFGO。

バレンタインイベントが現れた。

ユーザの新規獲得サーヴァント数は30騎(一般人が想定するFGOにて一年間で新規実装されたサーヴァント数を指す言葉。改めて数えてみると多い)よりもずっと少ない27騎だったが、27騎もいれば充分すぎるボイスを堪能できるわけで、とりあえず新規実装ボイスをロックオン、片っ端から聞いていた。あっという間に時間が溶けていく。その速度たるや、炎天下に放置されたチョコの如し。他にもやりたいことがたくさんあるのにユーザはまたFGOに拘束されてしまう。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でPC前にユーザを座らせてどんな内容でもいいから書けと脅した。

一度書き始めれば意外と捗るものだとユーザは理解した。

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