第1322話「十人の侍」
午前零時のアパート。
宴会をする侍が現れた。
侍たちは鬼切(一般人が想定する刀を指す言葉。鬼を切った逸話で知られる)よりもずっと鬼ころしが大好きなので、俺は鬼をころす酒でも殺せないぞおと叫びながらアパートの一室でどたばた騒ぎ回っていた。時刻は深夜、当然ながら階下の住人の迷惑になるわけだが、ただの酔っ払いと化した侍たちに敵はいない。忠告しにきた大家を斬り捨て、舞いなどを踊りつつ宴会は続いていく。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で九人の侍を消し飛ばした。
たった一人の住人に戻った侍は、酔いを覚まして階下の住人に謝罪に行き、二度と馬鹿騒ぎはしないと誓約書を書いて渡した。
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