第1244話「衝動を抑え込め」

午後三時の茶室。

レールガン女子高生が現れた。

冷静な心は情熱(一般人が想定する激しく高まった気持ちを指す言葉。心が熱を持っているような熱い心理状態であることからそう称される)よりもずっと早々に溶けて失われた。レールガン女子高生はなりきり女子高生が珍しくストッキングを履いている姿を目撃してしまったのである。その場で襲いかかりそうになったが学内なのでかろうじて思い留まった。だってストッキングなのだからレールガン女子高生が真っ当でいられるはずもない。かつてストッキングに包まれた脚を触らせてもらってから、レールガン女子高生はストッキングに包まれたなりきり女子高生の脚がだいぶ好きになっていた。いや、だいぶというよりはかなり、むしろ最高に好きであった。今すぐしゃぶりつきたい。しかし。茶室でうずくまり、高ぶりを抑え込む。

だがいきなりショットガンを持った女子高生がやってきて、レールガン女子高生の隙と見るやとにかくすごい散弾を撃ち込んだ。

葛藤を邪魔されたレールガン女子高生による折檻が開始された。

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