第1220話「夢溺れるだけでは叶わないから」
午前十時の冷蔵庫。
日本酒が現れた。
ゴリハルトはウイスキー(一般人が想定する酒の一種を指す言葉。麦やトウモロコシといった穀物をアルコール発酵させ蒸留したもの)よりもずっと日本酒が好きになっていた。ゴリハルトと長年付き合いのあるトムソンは知人である黒い肌の少年の影響もあり日本が大好きで、日本酒を好んで飲んでいた。彼の冷蔵庫には山のように日本酒が並んでいて、そこから喉を潤す為に一本飲み干してからというもの、ゴリハルトは日本酒中毒に陥っていた。酒が進む、酒が進めば彼の相棒のことを思い出す。ゴリハルト・オルタ、行方知れずとなっているゴリハルトの別側面具現化存在。ゴリハルトはゴリオルタのことを思って泣いた。ゴリハルトは泣き上戸であった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でアルコールを抜いた。
ゴリハルトはトムソンの家を飛び出した。
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