第1218話「時間帯」
午前三時の高速道路。
海賊が現れた。
海賊は高速道路(一般人が想定する自動車が高速で移動している場所を指す言葉。冬場は危険)よりもずっと海にいるものなので、海賊がいる場所とは海である。高速道路はおびただしい量の海水で満たされ、山間部は水没し海と同化した。海賊は高速道路だった場所の上で悠々と略奪行為を堪能し、山間部で怪異に生贄として捧げられていた女を妹ともども船に乗せてかっさらっていった。海賊にこれ以上好き放題させるわけにはいかない、政府は高速道路に仕込んでいた爆弾を作動させた。海賊といえども人間である以上核爆弾には勝てない。三十分後には政府の勝利は確実だった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で海賊ごと核爆弾と合わせて政府高官を消去した。
深夜に騒ぎ立てる者は残らず死すべきである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます