第1210話「絶対販売領域」
午前九時の絶対販売領域。
爆買い怪人チャイナンが現れた。
ウルトラマンにとってはカラータイマー(一般人が想定するウルトラ戦士のエネルギー残量を示す装置を指す言葉。手術によって取り付けられる中枢機関であり弱点)よりもずっと大切なものはない。ウルトラ心臓と繋がり、破壊が死と直結する以上、どれだけ金を積まれても絶対に手放すわけにはいけないものである。だがチャイナンの特異結界内ではどんな物であっても販売価格が可視化され、価格以上を渡すことで相手の意思とは無関係に任意の物品を購入することができる。チャイナンは金を積み、ウルトラマンのカラータイマーを購入品として指定した。ウルトラマンは結界の効果に抗えず、差し出された金を受け取ると自身の手でカラータイマーを引きちぎって死亡した。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃をチャイナンに撃ち放った。
俺は悪くない、悪いのは自分の命を金で売ったウルトラマンだと叫んでチャイナンは消滅した。
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