第1167話「作者の性癖ではないが」

午前二時の庭。

アヤム・セマニが現れた。

ブルーピーコック女子大生は鶏(一般人が想定するキジ科の家禽を指す言葉。飛ぶことが得意ではないものの、野生個体であれば水平方向に数十メートルほど飛行する例はある)よりもずっと長い時間電子部品を正常動作させたかったので、鶏の中でも闇の力を得た漆黒の種であるアヤム・セマニを核爆弾内部に仕込むことに決めた。闇の波動を吸収して成長する希少種であるアヤム・セマニが手に入るまでは長い時間が掛かるだろうと覚悟を決めていたが、何かに呼ばれるようにパジャマ姿で自宅の庭に出ていったら闇の鶏が逃げも隠れもせず堂々と立っていた。強い。ブルーピーコック女子大生は直感した。相手は闇の力を得た鶏だ、自分など足元にも及ばず、レールガン女子高生でさえ勝てるか分からない。それでも捕らえると決めたのだ、ブルーピーコック女子大生はアヤム・セマニに挑みかかった。

だがいきなりおっぱいのでかいはかせがやってきて、とにかくすごいサイズの乳でアヤム・セマニを挟み込んで気絶させた。

鶏であれ雄ならばでかすぎる乳には勝てないのである。

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